「日本三霊山展」“自然の神秘”と出会う展覧会 10人の作家が集結[2022/11/19 23:44]

 日本三霊山にちなんだ写真や絵画などを集めた展覧会が富山県内の美術館で開かれています。

 富山県の立山、石川県の白山、静岡県と山梨県にまたがる富士山は日本三霊山と称され、数ある霊山のなかでも特に山岳信仰が盛んです。

 富山県上市町の西田美術館には日本三霊山をテーマにした10人の作家の作品45点が展示されています。

 イナガキヤストさんの「富山の本気が見せてくれた奇跡」は、剱岳の頂上から昇る朝日と女岩を正面に配置し、同時に気嵐も捉えた傑作です。

 木村芳文さんの「御来光登山」は、星の動きと登山者のライトの軌跡をうまく生かした白山の作品です。

 富山、石川、静岡の3県は今後「日本三霊山」の広域観光や学術研究で協力していく方針で、西田美術館は日本三霊山展がその足掛かりになればと話します。

 学芸員・城川沙織さん:「パソコンやスマホで見ること多いと思いますが、実際に大きい作品を見ると迫力が全然違いますので、ぜひ美術館に足を運んで頂きたいと思います」

 美術館の2階の休憩室からは天気次第では立山連峰が望めるということで、晴れた日は剱岳の崇高なシルエットが浮かび上がるそうです。

 日本三霊山展は来年1月29日まで。休館日は月曜日と火曜日で今年は12月25日まで開館しています。

 入館料は、一般は500円で高校生以下は無料です。

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