85.7%の企業が賃金引き上げ 3年ぶりに上昇 引き上げ額は月額5828円 厚労省[2022/11/22 15:55]
今年、従業員の賃金を引き上げた企業の割合が3年ぶりに上昇に転じたことが分かりました。
厚生労働省が今年7月から8月にかけて従業員が100人以上の企業2020社を対象に調べたところ、今年、従業員の賃金を上げたか、これから上げると回答したのは去年から約5ポイント増えて85.7%でした。
新型コロナウイルスの影響で過去2年は連続で減少していて、上昇に転じたのは3年ぶりです。
1人あたりの平均賃金の引き上げ額は月額5828円でした。
賃金を引き下げる企業は0.9%にとどまりました。
業種別で賃金引き上げの割合が高かったのは建設業などで、引き下げの割合が高かったのは娯楽業などでした。
厚労省は「コロナ以前の状況には完全には戻っていない」として「今年の物価上昇が来年の調査にどう影響するか注視している」としています。