《愛子さまが命名》愛犬“由莉”いつも愛子さまのおそばに(2009〜2021年)[2022/11/30 18:00]

【2009年5月2日】
2009年5月2日、栃木県の御料牧場に向かう当時の皇太子ご一家です。

7歳の愛子さまが子犬の「由莉」を抱いています。

ゆりが報道陣に姿を見せたのは、この日が初めて。
愛子さまが「由莉」と出会ったのはこの年の春のことでした。
動物病院に保護されていた生後2カ月の日本犬の雑種を皇太子ご夫妻が引き取ったのです。
愛子さまは、一目で気に入ったといいます。



【2009年8月13日】
2009年8月13日、静養のため栃木県入りしたご一家。

東北新幹線でJR那須塩原駅に到着しました。
愛子さまが愛犬のゆりを抱えて、駅舎から出ていらっしゃいました。

大きくなった由莉。およそ3カ月前には愛子さまの腕にすっぽりと抱かれていましたが
腕からはみ出て少し重たそうですね。

こんどは雅子さまに抱かれて出迎える市民のすぐ近くに。
大勢の人の前でもおとなしくしています。

「由莉」は愛子さまが命名しました。
出会う前の2009年2月にこの世を去った愛犬「まり」の響きに似せた名前です。

漢字を勉強した名付け親の愛子さまは、自由の「由」の字と、日本語でジャスミンを表す茉莉花(まつりか)の「莉」の漢字をあてました。
ジャスミンの花をイメージされたのでしょうか。



【2011年】
由莉をお座りの姿勢に、上手に導く愛子さま。

2011年、10歳の誕生日を迎えられる際の映像です。

由莉の首輪と同じえんじ色のセーター。ペアルックでしょうか。
普段から愛情を注がれ、きちんと躾をされていることが伝わって来ます。

愛子さまにぴったりと寄り添う由莉。

手を伸ばしてその背中に触ると、自然に笑顔になるようです。

学校生活に不安感があり、登校できない時期があった愛子さま。
皇太子さまと雅子さまに代わって、側近に連れられた由莉が通学に付き添うこともありました。
由莉はご一家にとって、大切な家族の一員です。



【2013年】
2年後の2013年12月、愛子さまは12歳に。

由莉の首元のバンダナと愛子さまのセーターがまた同じ色味です。
一人っ子の愛子さまにとって、由莉は妹のような存在なのでしょうか。

学習院初等科の卒業文集では「犬や猫と暮らす楽しみ」という文章を書かれました。

《私は、飼っている犬や猫と過ごす時が、一日の中で心が和む楽しい時間です》《由莉は、出された指示に従う時には、得意そうに目を輝かせてこちらを見て、とても可愛いです》と、一緒に暮らす動物たちへの愛情をつづられました。



【2018年8月25日】
2018年8月25日、皇太子ご一家は静養のため、栃木県の那須御用邸に滞在されています。
由莉と共に散策です。
リードは皇太子さまが引かれています。

この2カ月ほど前、結婚から25年を迎えたご夫妻。
夫婦円満の秘けつを尋ねられると、皇太子さまは「犬がいるというのも夫婦の仲にとって、とても良いように思います。
よく『夫婦喧嘩は犬も食わぬ』と申しますけれども、喧嘩の種は割とよく拾って食べてくれるような気がいたします」とユーモアを交えて話されました。

報道陣:「お天気が持ってよかったです」
皇太子さま:「よかったです。雷もね聞こえてきたんですけれど」
報道陣:「きょうは由莉も一緒で?」
ご夫妻:「はい」
報道陣:「この首のところに巻かれているのは…由莉の首元に巻かれているのはなんですか?」
皇太子さま:「バンダナ」
報道陣:「なにか模様がついているのでしょうか?」
皇太子さま:「なんだっけ」
愛子さま:「さくらんぼ柄です」



【2021年】
2021年、愛子さまは20歳(はたち)の誕生日を迎えられ、成年皇族になりました。

由莉が愛子さまのそばに寄り添い続けて12年。
昔も今も、由莉の散歩は愛子さまが担当されているとのこと。

バンダナを首に巻いた由莉は、これからも愛子さまの一番近くにいることでしょう。



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