第64次南極地域観測隊を乗せた観測船「しらせ」は、海が氷で覆われている定着氷に突入しました。今週末にも南極・昭和基地周辺に到着する予定です。
しらせは19日午後12時3分、海が一面氷で覆われている定着氷に突入しました。
突入した時の氷の厚さは約0.4メートルで、例年よりは薄いということです。
しらせは定着氷に到達する前の流氷域で強風などによって押し固められた氷に4日間にわたって足止めされました。
いったん後進してから前進して氷に乗り上げ、船の重さで氷を割る「ラミング」を繰り返し、航路を開き続けていました。
24日前後にも昭和基地周辺に接岸する見通しで、その後、物資の輸送や観測活動が本格化します。
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