全国の保育施設で虐待事件が相次いでいることを受け、厚生労働省などは全国の施設での実態や自治体の対応などについて調査を開始しました。
静岡県裾野市で保育士が園児に暴行していた疑いで逮捕されるなど、全国の保育施設で相次いで虐待事案が明るみになっています。
こうしたことを受け、厚労省などは虐待の実態やその対応について調査を開始したことを明らかにしました。
調査はアンケート形式で、全国の保育施設を対象に不適切な保育として確認された数やその内容について確認するとしています。
また、未然防止のための備えや虐待が起きた際の対応の仕方などについても調べるとしています。
自治体に対しては、相談窓口の整備や事実認定の手順など体制を確認するほか、不適切な保育へのガイドラインがあるかどうかや未然防止のための取り組みなどについて聞くことにしています。
厚労省は、不適切保育については今回が初めての調査だとしていて「調査内容を共有して虐待を未然に防止できるような体制づくりをしていきたい」としています。
広告