社会

2023年3月7日 12:22

予報士のつぶやき 覚えてほしい南高北低型=高温

2023年3月7日 12:22

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「西高東低の冬型気圧配置」という言葉は、冬に多くの方が聞いたことがあると思います。
日本海側で雪が降りやすく、太平洋側は乾燥した冬晴れになる気圧配置ですね。

一方で、「南高北低型」という気圧配置を聞いたことはありますでしょうか?

日本の南にある高気圧から北にある低気圧に向かって、暖かな空気が流れ込むため、気温が上がりやすくなる気圧配置です。
2022年6月25日、群馬県の伊勢崎市で観測史上初めて6月に40℃を観測した日も、この気圧配置でした。

夏は日本の南の太平洋高気圧が強まるためこの気圧配置になりやすい季節です。「夏型の気圧配置」と言うこともあります。

そして夏に次いでこの気圧配置になりやすいのが春です。
2023年も3月7日からしばらく南高北低型となる見込みです。
さすがに40℃ということはありませんが、各地で季節外れの暖かさが予想されていて、東京でも20℃を超える見込みです。

急に暑くなるため、体がまだ暑さに慣れておらず体調を崩してしまう恐れがあります。
特にビニールハウスの中などでは熱中症に注意してください。

テレビ朝日気象デスク 森口哲夫

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