東京大空襲から10日で78年になるのに合わせ、犠牲者の名前を読み上げ、追悼する集いが開かれました。
東京・江東区で開かれた追悼の集いは東京大空襲の遺族らが企画し、今年で3回目です。1945年3月10日の空襲では、およそ10万人が犠牲になったとされていますが、民間の被害者は補償の対象外となっています。
この日は名前や年齢が分かる1803人が読み上げられました。去年から新たに300人ほどの情報が寄せられ、捕虜として収容されていた米軍のB29爆撃機の搭乗員62人も追加されました。
全国空襲被害者連絡協議会・河合節子さん:「東京大空襲で10万人亡くなりましたと言われますけど、私の家族を含めて、一人ひとり名前があり、生活があり、家族がいたわけですよね。こういう人たちが戦争で犠牲になったというのをふとした時に感じていただきたいと思う」
参加者らは、一人ひとりの命の尊さをかみしめていました。
広告