昨年度、保健所などで殺処分された犬や猫は約1万4000匹で、前の年から1万匹ほど減り、過去最少を更新しました。
環境省によりますと、2021年度に全国の保健所や動物愛護センターに飼い主が持ち込んだり、所有者が分からず引き取られた犬や猫は約5万8000匹いました。
このうち、7割を超える約3万6000万匹が譲渡会などで新たな飼い主などに引き取られています。
殺処分されたのは合わせて1万4000匹余りで、うち、犬が約3000匹、猫が1万1000匹でした。
2020年度の殺処分数は2万3000匹ほどで、約1万匹減ったことになり、過去最少です。
調査が始まった1974年には殺処分数が120万匹を超えていて、100分の1ほどになったことになります。
殺処分の状況を都道府県別に見ると、福島県が犬猫合わせて868匹、次いで長崎県が826匹でした。
環境省の担当者は「自治体や関係団体の努力で、殺処分数は着実に減っている。殺処分数ゼロを目指し、引き続き取り組んでいきたい」としています。
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