13日から緩和されたマスクの着用ルール。ただ、通勤客などはマスク姿の人が多く、様子見でのスタートとなりました。
■「まだ怖い」通勤客ほぼ外さず
3年間続いたマスク生活。13日を境に変わるのでしょうか…。
岸田総理大臣:「着脱については個人の判断に委ねることとなります。これは個々人の着脱を強制するものではありません」
朝の新宿駅。通勤客の多くはマスクを着用しています。外している人はまれです。マスクの在庫が不足していたころの2020年3月の映像。3年前と今を比較してみると、大きな違いはみられません。
外さない・会社員(30代):「(マスクを)取りたいけど、まだちょっと怖いから当面、様子見。一度、感染したからかかりたくない」
■ホテル“3年ぶり” アクリル板撤去
都内のホテルでは、13日から感染対策も変化しています。フロントからアクリル板がなくなるのは3年ぶりです。
ホテル椿山荘東京マーケティング部・武村美紀さん:「きのうまでは、ここに検温の機械と協力願いの看板を設置していたが今朝、撤去した。引き続き手の消毒については協力をお願いしている」
感染対策として定着していた自動検温器などをマスク着用ルールの緩和に合わせて撤去。これまでは協力をお願いしてきた宿泊客などへのマスク着用についても個人の判断に任せることに。
ただ、春のこの時期、マスクを外すことをためらう人も…。
外さない・来訪客:「きょうは風が強いので、花粉が心配で」「(Q.花粉が関係なければ?)」はずす。着けたくない」
都内の百貨店では、マスクを外している家族がいました。
外す・家族客:「子どもの成長、顔も見せたいし、僕らなりに考えてきた」
■屋内も抵抗なし?「仕事円滑に」
「脱マスク」に向けた動きも加速しています。
GMOインターネットグループでは、先月から社内のすべての場所でマスク着用を任意としています。現在、社員の着用率は5割ほどに低下しているといいます。
外す・会社員(20代):「表情が見えやすくなるので、会話の時もコミュニケーションしやすかったり、感情が読み取りやすくなるので、仕事も円滑に進む」
■“ノーマスク準備”歯列矯正2倍に 6割男性
マスクを外すとなると気になるのが口元。今、需要が急増しているのが「歯並びの矯正」です。都内の歯科クリニックで行われているマウスピース矯正は去年に比べ、2倍に増加。その6割が男性だといいます。
20代:「笑顔が若干コンプレックスなので、かっこ良くしたい。(マスクを)取ってきれいな歯並びで笑っていきたい」
さらに、唇のケアにお金をかける人も…。
渋谷ロフト広報・横川鼓弓さん:「今、売れているのは唇専用のシートマスク。久しぶりに口紅を楽しみたいという人も増えていて、ベースの唇をきれいにする商品が注目されている」
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