ドバイ拠点の脱税指南事件 日本代表ら2人を4度目起訴 東京地検特捜部[2023/03/28 20:27]

 中東のドバイに本店があるコンサルティング会社の日本代表らが取引先に脱税を指南したとされる事件で、東京地検特捜部は日本代表ら2人を追起訴しました。起訴は4度目で、これで捜査は終結します。

 アラブ首長国連邦のドバイに本店を置くコンサルティング会社「KPT General Trading」の日本代表・多和田真一被告(72)と吉田毅被告(49)ら2人は合わせて所得税およそ4億円を脱税した罪で起訴されました。

 また、2人と共謀したとして、「KPT」の顧客だった鈴木裕治被告(68)ら3人も起訴されました。

 特捜部などによりますと、鈴木被告らが所有する暗号資産の取引で得た利益を「KPT」に帰属するように見せ掛けていたということです。

 「KPT」を巡る一連の脱税事件で多和田被告と吉田被告が起訴されたのは4度目となり、これで捜査は終結します。

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