重い心臓病の佐藤葵ちゃん(1)移植受けるため家族と渡米[2023/03/30 12:13]

 重い心臓病を患い、埼玉県内の病院に入院していた1歳の女の子が心臓の移植手術を受けるため、30日家族とアメリカへ出発しました。

 父親・佐藤昭一郎さん:「(1年前は)渡米できることを想像できませんでしたが、皆さんのおかげで飛び立てることに感謝の気持ちといよいよだなという気持ちを新たにしています」

 母親・佐藤清香さん:「(移植に)踏み出せたことをうれしく思っています」

 佐藤葵ちゃん(1)は重症心不全を抱えていて、補助人工心臓などを付け去年6月から埼玉県内の病院に入院していました。

 午前6時過ぎ、担当医師らに見送られて救急車で病院を出発し、羽田空港から母親や医療スタッフとともに、医療用のチャーター機でアメリカに向けて飛び立ちました。

 その後、父親も民間の航空機でアメリカに向かいました。

 今後、葵ちゃんは現地の病院で移植に必要な検査を行い、待機リストに登録して移植手術を待つことになります。

 移植手術にあたっては、円安の影響も受け5億円を超える費用が必要でしたが、両親らが募金活動を行い、去年12月に目標額を達成していました。

こちらも読まれています