厚生労働省は都道府県別の最低賃金の目安額を示す区分を4つから3つに減らすことを決めました。制度開始以来、初めての変更となります。
最低賃金はこれまで、地域の実情に沿った引き上げ額を反映させるために各都道府県を4つのランクに区分し、それぞれの目安額を示してきました。
厚労省の審議会は6日、この区分を1つ減らして3つにすることを了承しました。
地域間の格差拡大の抑制や労働者の数の偏りの是正につなげたいとしています。
区分の見直しは現在の制度が始まった1978年以来、初めてとなります。
この区分は夏に行われる2023年度改定の審議から適用される見込みです。
広告