新型コロナ「5類」に “脱マスク”は進む?着用率「AI分析」で見えた意外な結果[2023/05/08 00:00]

まもなく新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行します。
これを機に“マスク撤廃”を宣言する企業もある中、街の人の意識に変化はあるのでしょうか。
番組が都内3カ所の映像を独自に分析すると、意外な結果が見えてきました。

▽新型コロナまもなく「5類」に “脱マスク宣言”も
(佐々木一真アナウンサー)「羽田空港の国内線ターミナルです。ANAのチェックインカウンター前では消毒液の撤去作業が行われています」
5類への移行に伴い、どのような感染対策を行うかは企業ごとの判断に。全日空は消毒液に加え、保安検査場前にあったサーモグラフィの撤去を決めました。
ちなみにマスク着用に関しては先月から従業員一人一人の判断に委ねられています。5類移行後、目に見える大きな変化は職場での“脱マスク”の動き。宿泊施設を運営する星野リゾートでは…
(星野佳路代表のツイッターから)「星野リゾートは全員でマスクを外すことにしました」

▽新型コロナまもなく「5類」に “マスク意識”独自分析
5類移行をあす8日に控え、マスク着用の意識に変化は?番組は新宿、原宿、巣鴨の着用率をAIで分析。政府が「着用は個人の判断」とした3月13日と比較すると…
幅広い年代が行き交う新宿。マスクを着用している人が黄色で、していない人がピンク色で表示されます。着用率は80%から60%に減っています。
(40代)「周りの状況見ながら自分も変えて行きたいかなと思っています。子どもたちはちょっと恥ずかしくて(マスクを)取るのが逆にできない…」
(小学校6年生)「『取って良い』って言われてるけど、給食の時とかも恥ずかしくてはずしにくいし、体育の時も走っていても取れない、怖くて。今まで誰にも顔を見せてなかったから急に見せるのは恥ずかしくて」

こちらは若者の姿が目立つ原宿。着用率は78%から63%に減少していました。
(大学生(20))「俺ははずす派なんではずしちゃえばいいのに、はずしたい人多いと思うんですけど、多分日本人的にはあまり人と違うことしたくないと思うので、着けてる人は着けてる人でいいんじゃないかな」
そして、平均年齢が高めの巣鴨。着用率は70%から76%に6%増えていました。
(70代)「はずさないよ。習慣よね。人が来たり 近所に回覧を持っていくのでもそこでせき込んだらやっぱり嫌でしょ。そういう時しちゃうね。いっぱい(マスクは)あるから。」
(70代)「この連休が終わって夏休みになる前ぐらい大変な事になると思う。私はね、おそらく(感染者が)0になるまでマスクしてると思う。まあ0になるというより、例えば都内で10人とか20人くらいになればはずす可能性はあるね」

5月7日『サンデーステーション』より

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