何かと気を遣う梅雨ですが、この時期ならではの絶景もあります。
新緑のカエデが漆黒の床に映り込み、絵画のような景色が広がります。古都・京都にある寺「実相院」。梅雨のくもり空は特に「床カエデ」が映えるそうです。
絶景のためには毎日の床磨きが欠かせません。
さらに、京都には夏至を過ぎたころ、まさに今、限定の絶景も…。
京都の祇園にある両足院。観光客たちの目当ては庭園に咲く白い花。小さな花だけでなく、葉の一部が真っ白に染まっています。
ジメジメした環境を好む「ハンゲショウ」です。その名の由来は大きく2つあります。夏至から11日目、7月2日ごろからの5日間を「半夏生」と呼びますが、昔はこの時期に見頃のピークを迎えていたといいます。
初夏の開花に合わせ、花に近い葉だけ白くなる訳とは…。
白い花は小さくて目立たないため、葉を白く変化させることで虫を引き寄せ、効率的に花粉を運ばせるといいます。
見頃は7月上旬まで続くそうです。
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