PFAS含む泡消火剤 横田基地で漏出3回 アメリカ側が情報提供

　人体に有害な可能性がある「PFAS（有機フッ素化合物）」を含んだ泡消火剤が在日アメリカ軍の横田基地から、これまでに3回漏れ出していたことが分かりました。

　PFASは高濃度の場合、人体に有害な可能性があるとされています。

　東京都によりますと、このPFASを含んだ泡消火剤について、4日にアメリカ側から防衛省を通じて「横田基地で2010年から2012年までの間に3回漏れ出た」との情報提供があったということです。

　泡消火剤は格納庫などから漏れ出ていたものの、アメリカ側は「基地の外へ流出したとは認識していない」としています。

　これを受けて東京都や横田基地の周辺自治体で作る協議会は5日、国に対して漏れ出た泡消火剤の地下水への影響について調査・公表することなどを求めました。

　横田基地がある東京・多摩地域では水道水に使われていた一部の井戸でPFASが検出されいます。