【速報】作家・森村誠一さん(90)肺炎で死去 「人間の証明」など[2023/07/24 15:53]

 ミステリー作家の巨匠・森村誠一さんが亡くなりました。90歳でした。

 関係者によりますと、森村さんは24日午前4時37分、肺炎のため都内の病院で亡くなりました。

 森村さんは1933年の埼玉県熊谷市生まれで、青山学院大学を卒業後、約10年に及ぶホテルマン生活を経て作家になりました。

 エンターテイメントの中に重厚な社会的なテーマを取り込む作風が人気で、累計発行部数が770万部を超えた「人間の証明」をはじめ、「棟居刑事シリーズ」や「終着駅シリーズ」などの数多くの推理小説が映画やドラマになりました。

 ミステリー作品の他にもノンフィクション、時代小説、エッセイなど、幅広い分野の作品を世に送り出しました。

 2021年には自身の老人性うつと認知症の闘病を描いたエッセイが大きな反響を呼びました。

 また、12歳の時に自身が出身地の熊谷で空襲にあったことから、講演などを通じて反戦と平和を積極的に訴え続けていました。

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