山形県で部活動から帰宅中の女子中学生が熱中症の疑いで死亡したことを受けて、文部科学省は全国の教育委員会などに、学校での熱中症対策の徹底を求める通知を出しました。
通知は7月31日付でスポーツ庁と連名で出されました。
熱中症対策として、気温が高くなる前から適切な水分補給をし空調を利用することや、それぞれの学校で義務付けられている「危機管理マニュアル」などにおいてあらかじめ部活動を実施するべきかの基準を決めておくことなどが挙げられています。
他にも「熱中症警戒アラート」や「暑さ指数」などの情報を活用して活動を実施するか適切に判断することや、児童生徒が自分たちでも体調管理をすることができるよう指導を呼び掛けています。
この通知は、7月28日に山形県米沢市で部活動を終えて帰宅途中だった女子中学生が熱中症とみられる症状で搬送され、その後、死亡したことを受けて出されたものです。
女子生徒の部活動の顧問は、市がまとめた熱中症対応のガイドラインで定められている「暑さ指数」を計測していませんでした。
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