世界中で異常気象を引き起こす要因とされ、春に発生した「エルニーニョ現象」について、気象庁は「冬にかけても続く可能性が高い」と発表しました。
気象庁は南米のペルー沖で海面水温が平年より高いことなどからエルニーニョ現象が5月までに発生したとしています。
気象庁はこれまで「秋にかけて続く可能性が高い」としていましたが、最新の予測の結果、「冬にかけて90%の確率で続く可能性が高い」と発表しました。
また、エルニーニョ現象が発生すると日本では夏に気温が低くなる傾向があるとされますが、猛暑日が続いた7月の天候からはそうした特徴が見られていないということです。
一方で、中南米やインドネシア含む熱帯域では平年より気温が高い傾向で、エルニーニョ現象の特徴が見られるとしています。
気象庁は今後、有識者らと、この夏の高温などの要因について詳しい分析を進めることにしています。
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