関東大震災遺族参列し法要 「朝鮮人虐殺」悼む式典も[2023/09/01 11:51]

 東京・墨田区では、震災の犠牲者を追悼する法要などが開かれました。

 関東大震災で犠牲となった6万柱近くの遺骨が納められている東京都慰霊堂では、遺族ら50人が参列して法要が行われ、秋篠宮ご夫妻も手を合わせられました。

 関東大震災の犠牲者10万人余りのうち、慰霊堂の周辺だけで火災旋風により4万人近くが死亡しました。

 また、慰霊堂近くの追悼碑の前では、いわゆる「朝鮮人虐殺」の犠牲者を悼む式典が開かれました。

 政府の会議に提出された専門家の報告によりますと、「井戸に毒を入れた」などのデマが原因で殺された朝鮮出身者らは、震災犠牲者の1%以上とされています。

 小池都知事は、先月の会見で「法要においてすべての方々への哀悼の意を表しています」とコメントする一方、この式典への追悼文の送付を2017年から見送っています。

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