都心で豊かな自然を残す「皇居の生き物たち」に関する展示が東京・丸の内で16日から始まりました。
 皇居の豊かな生き物たちは研究者に加え、歴代天皇や皇族方も関心を寄せられています。
 魚に造詣が深い上皇さまはタヌキの論文も発表されていました。
 研究を手伝った研究者はANNの取材に、皇居からいなくなったとされたタヌキを上皇さまが再発見された当時のことを明かしました。
 国立科学博物館 林良博顧問:「(上皇さまは)ふとした時に、タヌキの溜め糞を見つけられた。(その後)どんなにお忙しくても毎週、必ずタヌキの溜め糞をサンプリングする。『モーニングを着てタヌキの糞を拾った人は他にいますかね』と(冗談めいて)おっしゃって。そりゃ、いるはずがないです」
 16日から始まった「皇居の生き物たち」の展示では、タヌキに加えて悠仁さまが知識を深められているトンボなども見ることができます。
 林顧問は「皇居の豊かな自然を通じて、皇室の研究活動にも思いをはせてほしい」と話しています。                      
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