硫黄島近海の噴火の影響で硫黄島慰霊巡拝を中止に 厚労省[2023/11/07 16:35]

 先月に硫黄島の近海で発生した噴火の影響で、厚生労働省は毎年行っている硫黄島の慰霊巡拝を中止にしたと発表しました。

 先月、東京から南に約1200キロ離れた小笠原諸島の硫黄島の近海で噴火が発生しました。

 この影響で、厚労省は今月7日から8日にかけて行う予定だった政府主催の「硫黄島慰霊巡拝」を中止にしました。

 厚労省によりますと、遺族と職員、合わせて94人が参加し、追悼式や島内を巡拝する予定でしたが、チャーター便を安全に飛ばすことができないため取りやめたということです。

 また、断続的に噴火が確認されていて、島には火山灰なども飛んでいるため参加者に対しても安全を考慮したとしています。

 この慰霊巡拝は例年11月と3月に行われています。

画像:海上自衛隊撮影

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