硫黄島そばの火山活動で“新島”誕生 最長で約400m 海上保安庁が確認[2023/11/10 23:30]

 硫黄島のすぐ脇で先月から活発になった火山活動により、新たに島が形成されたことを海上保安庁が確認しました。

 10日午後1時ごろ、海上保安庁が撮影した映像からは、硫黄島のそばで白い煙が上がっているのが確認できます。

 海の上に黒い島が形成され、最も長いところでは400メートルほどあるということです。

 気象庁によりますと、硫黄島南部の翁浜沖の海底で10月21日ごろから噴火が始まりました。

 数分おきに水柱が上がり、海面から100メートルほどの高さになることもありました。マグマなどが噴き出しによって陸地が形成されたということです。

 現在では島にある自衛隊基地で空気の震えも確認されるようになっています。

 海上保安庁は付近を通る船などに注意を呼び掛けています。

画像:海上保安庁

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