「頭悪いね」で批判殺到“逆ギレ”谷川氏 パー券販売の後援会長語る「これで終わり」[2023/12/17 23:30]

政治資金パーティーを巡る裏金問題。
浮上しているなかでも最大規模の4000万円を超える裏金疑惑を持たれているのが谷川弥一議員です。
パーティー券の販売をしていた地元の後援会長を取材しました。

■「キックバックは文化」の鈴木前大臣 記者追及に…

大臣辞任後初めて地元の有権者の前に姿を見せたのは、鈴木淳司前総務大臣。
(鈴木淳司前総務大臣)「体を動かせば体が喜ぶ、体が喜べば心が喜ぶ、きょうは皆さん、けがのないように楽しんで帰ってください。終わります」
Q.地元にはどう説明を?
(鈴木淳司前総務大臣)「きょうはこういう取材を受けませんのでよろしくお願いします」
Q.「キックバックは文化」と発言があったが?
「それも含めて曲解なのでしっかりと説明します」
Q.曲解というのはどういうところ?
「それをいうとまたなるので。きょうはやめます。きょうは一切テレビも含めて取材をお受けいたしません」
“裏金”問題への言及を避けた鈴木議員。これまで一貫して疑惑を否定してきたものの大臣辞任後、一転して60万円を受け取ったと認めていました。
(鈴木淳司前総務大臣)「この(政治の)世界で“文化”というのは変でありますが、認識があったのかなと自分は思っています」
(参加者)「よく彼来たなと思って。感心したんですけどね。“文化”を伝えに来たんじゃないですか?」

■「頭悪いね」発言の谷川氏“パー券”販売実態は?

自民党・安倍派の政治資金パーティーを巡る“裏金問題”。16日から所属議員への任意聴取が始まるなか、キックバックが高額の議員に対し、重点的に調べを行うとみられています。
Q.会派の中でそういったことあった?
(自民党 安倍派 谷川弥一衆議院議員)「まあいいから、その通りって。何を言っても、その通りと。頭悪いね。言ってるじゃないの。質問してもこれ以上きょう言いませんって言っているじゃない、わからない?」
なかでも、4000万円を超えるキックバックを受け収支報告書に記載しなかった疑惑をもたれているのが、谷川弥一衆議院議員です。疑惑への説明を避け続けています。

きょう谷川議員の地元・長崎県で取材に応じたのは、長年支援してきた後援会会長。
(後援会会長)「いま非常に残念で、悔しい思いをしていますけど、地域にとっては、いろんな予算を取ってきていただいて、地域の復旧とか振興に貢献していただいた方だと思う」
2003年に初当選した谷川氏。長崎市で建設会社を設立し地元の有力企業に育て上げました。
(後援会会長)「これだけ、国土交通省とか他の省庁との関係で金が来るということは、役員との関わりも私は絆が強かったんだろうなと。そういったところの交際費に使ったということは可能性があると思いますけどね。それは我々の単なる憶測です、本当に。」
谷川議員はこれまでどのようにしてパーティー券を販売してきたのか…?
(後援会会長)「1万円のチケットを『3枚ぐらい売ってくれ』というようなことが昔ありました」
Q.秘書の方から言われた?
「秘書というよりも事務所長からですね。これ(パーティー券)さばいてもらえませんかということでですね」
この後援会長、実は数年前に谷川議員個人のパーティー券の販売を頼まれたといいます。

(後援会会長)「キックバックの4000万と聞いてびっくりしたんです。4000万キックバックするためにはね8000万とか、1億売らないといけないんですよ。それはとてもじゃない話ですよ。我々の想像もつかないし、できないと思いますよ。そんなことをこの地域では。みんな離れていくんじゃないかと思いますね。恐らく…もうこれで終わりだねと。支援するのは終わりだね、ということが多いと思いますよ」


12月17日『サンデーステーション』より

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