能登半島地震の影響で50を超える学校が避難所となっています。9日から多くの学校で新学期が予定されていましたが、小中高合わせて100校以上が休校となっていて、被害の大きい地域では学校再開の見通しが立っていません。
文部科学省がまとめた能登半島地震による被害状況によりますと、9日11時時点で石川県で52校、新潟県で1校の学校が避難所になっています。
また、石川県で86校、富山県で14校、新潟県で2校の合わせて102の学校で休校となっています。
今回の地震では各地の学校で水漏れや校舎のひび割れ、窓ガラスの破損などが確認されていて、石川県で227校、富山県で182校、新潟県で155校など9府県合わせて575校が物的被害を受けました。
甚大な被害を受けた能登町や珠洲市などでは、学校再開のめどが立っていないということです。
文科省は児童生徒の安全確保を最優先とし、各教育委員会に対し柔軟に判断するよう促しています。
広告