警視庁公安部に確保された桐島聡容疑者を名乗る男が29日朝に死亡しました。男は「内田洋」の名前で神奈川県内で数十年働いていました。
(社会部・阿部佳南記者報告)
死亡した桐島容疑者を名乗る男は病院に入院していて、25日から警視庁公安部によって確保されていました。
28日までは、捜査員に対して本人しか知らないような事件についての情報を話していましたが、末期がんで一時的に意識を失う状態が続いていました。
男は「内田洋」の名前で藤沢市内の工務店で数十年働いていましたが、2週間ほど前に勤務先近くの路上でうずくまっているところを救助され、入院していました。
かつて捜査に関わった公安部の捜査員は、「仮に桐島容疑者だった場合、真相究明の前に死亡したのは悔しい。長く国内に潜伏していた可能性もあり、今後は支援者がいたかなどを調べることになる」と話していました。
今後はDNA型鑑定などで桐島容疑者本人なのかどうか、特定が進められることになります。
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