警察庁は、日本を含めた10カ国が協力した捜査で国際ハッカー集団「ロックビット」のメンバーを逮捕したと発表しました。
「ロックビット」は、盗んだ情報と引き換えに身代金を要求するコンピューターウイルスを使って世界中の企業にサイバー攻撃を仕掛けています。
国内では2021年以降、100件以上の被害が確認され、去年7月の名古屋港のシステム障害もロックビットが関与したとされています。
警察庁によりますと、欧州刑事警察機構が主導する国際捜査に日本やアメリカなどの10カ国の警察組織が協力し、メンバー2人を逮捕したということです。
また、警察庁はロックビットの攻撃で暗号化されたデータを復元するツールを開発したことも明らかにしました。
今後、被害抑止のためこのツールを活用したいとしています。
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