前橋市で女子高校生が死亡 原因は「飼い猫の死だけでない」学校の対応にも言及[2024/02/24 17:13]

 2019年、前橋市で女子高校生が死亡した問題で、再調査委員会は「飼い猫の死だけが原因ではない」とする調査結果を発表しました。

 2019年2月、前橋市の踏切で県立高校2年の女子生徒(17)が死亡し、自宅からはいじめの被害を訴えるメモが見つかっていました。

 第三者委員会は、これまで「いじめは自殺の要因としては主要なものではない」としていましたが、遺族は再調査を要望していました。

 これを受けて再調査委員会は24日、報告書をまとめて群馬県知事に提出しました。

 その後開いた会見で、委員会は「飼い猫の死だけが自殺の原因ではない」「いじめを含む様々な要因が女子生徒にストレスとして働いた」とする調査結果を発表しました。

 また、学校側が女子生徒の異変に気付く機会はあったとして「学校の対応が適切であれば、自殺を回避できた可能性は十分にあった」との結論を出しました。

 これらを踏まえ、委員会は、遺族の意見を聞いたり専門家などを活用して学校内での研修を活性化させるなどの再発防止策を提言しました。

こちらも読まれています