「復興マルシェ」被災店舗に営業の場提供 料理店や輪島塗 石川・七尾市[2024/03/02 19:15]

 能登半島地震で被災した石川県七尾市の商店街で、いまだ営業が再開できていない店舗に出店の場を提供するイベントが開かれました。

 七尾市の一本杉通り商店街で開かれた「一本杉復興マルシェ」には粕汁を提供する日本料理店や伝統工芸の輪島塗など、9つの店舗が出店しました。

 一本杉通り商店街は600年以上の歴史があるとされますが、地震の影響で建物の被害や断水が発生し、42の店舗のうち営業を再開できたのは10店舗ほどです。

 「復興マルシェ」は被災した店舗に営業する場所を提供しようと、先月に続き2回目の開催となりました。

出店者
「久々に営業させていただいて、皆さんの笑顔を見ることができて良かったです。僕自身も皆さんの笑顔を見ることで元気をもらえました。震災から丸2カ月経ってまだなかなかお会いできてない方だとか、皆さんのお顔を拝見できてほっとしましたし、僕自身もまた頑張ろうってなりました」

来場客
「(復興の)出発はこういうところから始まるんじゃないかな」
「皆さんお元気なので逆に元気をいただきました」

 一本杉通り商店街では今後も月に一度、最初の週末に復興マルシェを開くことにしています。

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