去年、警察が児童相談所に虐待の疑いがあるとして通告をした未成年の数は12万2806人となり、過去最多を更新したことが警察庁のまとめで分かりました。
警察庁によりますと、去年1年間で警察が児童相談所に「児童虐待の疑いがある」として通告した未成年は12万2806人でした。
19年連続で過去最多を更新しました。
通告があったうち暴言を吐くなどの心理的虐待が9万761人で、その内、子どもの前での夫婦げんかや暴力など「面前DV」が半数以上を占めました。
続いて、身体的虐待が2万1520人、ネグレクトは1万205人でした。
虐待などに対する社会的関心の高まりから通報が増えているということです。
児童虐待事件で親などが摘発された件数も2014年から増え続けていて、去年は2385件でした。
警察庁は関係機関との連携を徹底し、子どもの安全確保を最優先に進めていくとしています。
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