技能実習先の経営者から性的暴行を受けたとしてカンボジア国籍の女性らが実習先のイチゴ農園を経営する男性に賠償を求めた裁判で、男性側は争う姿勢を示しました。
訴状などによりますと、カンボジア国籍の女性3人は栃木県内の農園で技能実習生として働いていましたが、うち1人は経営者の男性から繰り返し性的暴行を受け、妊娠が判明したということです。
その後、十分な説明がないまま中絶手術を受けさせられたと主張しています。
他の2人も胸などを触られたとしていて、女性らは男性に対し、合わせて9200万円ほどの賠償を求めて裁判を起こしています。
19日に東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で男性側は争う姿勢を示しました。
女性らは意見陳述で「やめて下さいとお願いしましたが、社長は駄目というならカンボジアに帰国させるぞと脅しました」と述べました。
また、「裁判をしなければ私のような弱い立場の者が救われることはないと信じています」と訴えました。
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