殺虫剤1000倍耐性“スーパートコジラミ”日本襲来の恐れ 対策は「袋に入れて保管」 

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[2023/12/06 16:40]

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海外で社会問題となっている、害虫『トコジラミ』の相談が日本でも急増しています。 市販の殺虫剤が効かない『スーパートコジラミ』も日本で増えているといいます。

■トコジラミ 生態は?

トコジラミは、体長およそ5mmのカメムシの一種です。 夜行性で人の血を吸い、刺されると強いかゆみに襲われ、寝られなくなるほどです。 生涯に約500個産卵し、繁殖力も強く、寿命は3カ月〜半年です。

トコジラミの生態

■急増する『スーパートコジラミ』

中でも『スーパートコジラミ』は、市販の殺虫剤は抵抗性がついて効かないといい、その抵抗性は、通常のトコジラミに比べ、約1000倍です。
今、世界で広がっているのがこのタイプで、日本でも『スーパートコジラミ』が急増しているといいます。

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■侵入経路と潜伏場所

■侵入経路と潜伏場所

害虫の生態に詳しい、兵庫医科大学の夏秋教授は、「日本人の海外旅行者や、訪日外国人などの旅行カバンなどの荷物について、国内に運ばれた可能性」があると指摘しています。

トコジラミの潜伏場所についてです。 カーテンやじゅうたんの裏側、ベッドの隙間、ソファの隙間などに潜伏しているといいます。

夏秋教授によると、 「清潔、不潔は関係なく、部屋に持ち込むと発生する。暗くて暖かい場所を好み、冬でも暖房で部屋が暖かいと増殖する」ということです。

潜伏場所

■対策は「ポリ袋で保管」

トコジラミの対策について、夏秋教授に聞きました。
●旅行後のスーツケースやカバンなど、長期間使わない物はゴミ袋で保管する
●個人から購入する古着や古本など中古品は注意。古着などは、60℃以上のお湯につける。また、古本などは、袋に入れ2時間以上日に当てる、ということです。

対策
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