都民に聞いてみた“あなたの一票”決め手は?小池氏&蓮舫氏が同じ日に公約発表

スーパーJチャンネル

[2024/06/18 20:10]

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18日、同じ日に公約を発表した小池都知事と蓮舫氏。都民は何を決め手に一票を投じるのでしょうか?街で聞いてみました。

■小池氏「東京大改革3.0」オンラインで公約発表

1400万人都市の首長に誰を選ぶのか。17日間の選挙戦スタートまであと2日です。現職の知事も動き始めました。選挙公約の発表です。

東京都 小池百合子知事(71)
「オンラインでの公約発表とさせていただいております」

会見場にカメラはあるものの、記者の姿はありません。
注目の選挙です。なるべく多くのメディアが参加できるようオンライン形式での会見となりました。

東京都 小池百合子知事(71)
「セーフシティ、ダイバーシティ、スマートシティ、3つのシティを目指すべき都市像に据えまして『東京大改革3.0』を進めてまいります」

小池知事は1期目を大改革1.0、2期目を2.0、そして目指す3期目を3.0と位置付けました。

東京都 小池百合子知事(71)
「あらゆる危険、災害に備える。それが首都防衛です。東京の特性を踏まえましてマンション防災、これをしっかり進めてまいります。さらには、ミサイル到来に備えたシェルター整備」

また、子育て・教育にお金がかからない東京を目指すとしました。

東京都 小池百合子知事(71)
「出産時の支援としては、無痛分娩費用に対する助成制度を新たに創設してまいります。また保育料の無償化ですが、第1子まで拡大」

さらに―

東京都 小池百合子知事(71)
「江戸から続く伝統文化ですけど、有形無形の世界に誇る宝物。江戸の文化・財産を世界遺産にしたいと思います」

■蓮舫氏は「7つの約束」 田母神氏&石丸氏も公約発表

蓮舫参議院議員も18日、300人以上が入れる会場で公約を発表しました。

蓮舫参院議員(56)
「『あなたと次の東京へ』。私は都知事になって7つの約束を実現していきたいと考えています」

小池都知事がかつて掲げた「7つのゼロ」を意識したのでしょうか。

蓮舫参院議員(56)
「『失われた30年』というこの間、何が要因だったのか?ひとつは若者に十分なチャレンジを与えてこなかった。もうひとつは、重要な決定ごとが密室で決められてきた。この2つにあると思います。だからこそ私は2つの柱を軸に7つの約束を前に強力に進めていきたいと考えています」
「ひとつは若者の手取りを増やす、徹底した若者支援を行う。これが本物の少子化対策だと考えています。もうひとつは私の得意分野です。徹底した本物の行財政改革を行います。東京都が行う約6000の事業すべてに行政事業レビューを取り入れて、都財政をガラス張りにしたいと考えています」

小池都政の良い点は引き継ぐとしていますが―

蓮舫参院議員(56)
「結婚しないと自ら選択するのではなく、結婚を選べない経済環境にある若者が増えています。これは、都が婚活アプリを行うレベルで解決できる問題ではありません。なぜ(小池都政の)8年もの間、最も支援が必要な若者に手を差し伸べてこなかったのか」

自衛隊の元航空幕僚長の田母神俊雄さんも18日、公約を発表しました。

元航空幕僚長 田母神俊雄氏(75)
「世界からいっぱい人も来るし尊敬もされるし、世界が『さすが日本の首都』と認める東京を目指したい」

また、広島県安芸高田市長だった石丸伸二さんは、17日、公約を発表しました。

安芸高田市前市長 石丸伸二氏(41)
「大きな軸として、まず1つ目は『政治再建』。2つ目が『都市開発』。3つ目が『産業創出』」

18日時点で立候補を表明しているのは、57人。前回立候補した22人の倍以上となる過去最多の人数です。

■あなたの一票、何が決め手?

迫る首都決戦。投票の決め手は…

50代
「(Q.何を見て1票をいれる?)一番は誠実さ。公約したことを、東京や国のために、この人だったら公約したことを絶対、守ってくれるのではないかという人柄」

国政でいろいろ起きているからでしょうか。誠実さがひとつのキーワードのようです。

50代
「どれだけ都知事の候補の人が、住民というか都民に誠実に政治をしてくれるのかというところを見たいと思っています。例えば資料の請求をしたときに、黒塗りがいっぱい出てくると聞いていますので、ああいう黒塗りがなくなるような政治になればいいなと思います」
「(Q.国政に対する不信感というのが都政にも広がっている?)それはもう都政も国政も同じだと思います」

東京都も少子高齢化は進んでいます。 若い世代は―

30代
「(Q.おなかの中に赤ちゃん、予定日は?)7月22日です。3人目もほしいんですけど、夫は『お金が厳しい』と言っているので、もうちょっと助成が出てきてくれたらうれしい」
20代
「いま物価高で物が高くなっていることに対して、力を入れてくれる人だったらいいかなと。子育てのことだったり東京都に住んでいる人のために、何か使えるものにお金を充てるようなことをしてほしい」

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