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■災害級大雪の青森を襲う更なる大雪
今シーズンすでに災害級の大雪となっている青森県で、再び大雪が降りました。日本海側の深浦町では17日午前5時までの12時間に31cmの雪が降り、観測史上1位の大雪となっています。
積雪もさらに増えていて、弘前では126cmと1月として過去に例のないほどの雪が積もっています。
さらに日本一の豪雪地帯、酸ケ湯では434cmと今シーズンの全国最深記録を更新。こちらも1月としては1位タイの積雪になっています。
■1トン以上の重みがのしかかる
国立研究開発法人防災科学技術研究所の「雪おろシグナル」というサイトによると、現在、酸ケ湯周辺では1平方メートルあたり1トンを超える積雪重量がかかっていると計算されています。家屋やビニールハウスの倒壊を防ぐため、雪かきが必須な状況です。
■週末は雪の降り方が落ち着く
青森県の大雪ピークはすでに過ぎていて、週末は降り方が弱まってきます。あす18日(土)は西から高気圧が張り出して天気は落ち着いてきます。日本海側でも晴れ間の出る所があるでしょう。
19日(日)は高気圧が東に離れて南から暖かな空気が流れ込みます。予想最高気温は青森で8℃と3月下旬並みの陽気になるため、雪崩や屋根からの落雪に注意が必要です。
また、この南からの暖気は、関東など太平洋側に雨を降らせる可能性があります。大学入学共通テストには、念のため折りたたみ傘を持参すると安心です。