北日本は冬の嵐
日本列島は冬型の気圧配置となり、強い寒気が流れ込んでいます。秋田県など北日本の一部には暴風雪警報が発表されました。東北に暴風雪警報がでるのは1月17日以来12日ぶりで久しぶりの冬の嵐となっています。
北日本で雪や風が強い状態は今週金曜日ごろまで続く見込みです。ホワイトアウトによる見通しの悪化、交通機関の乱れ、積雪の増加によるなだれや落雪に警戒が必要です。
とくに北陸はドカ雪で積雪急増の恐れ
今回の強烈寒気でとくに大雪に警戒が必要な地域は北陸です。日本海で風がぶつかり合い雪雲が発達。これはJPCZ（日本海寒帯気団収束帯）と呼ばれ、過去に記録的な大雪や災害を引き起こしています。このJPCZがあす30日（木）にかけて北陸にかかる予想で危険な雪の降り方になる予想です。短時間で積雪が急増し車の立ち往生や集落の孤立、停電などが発生する恐れがあります。
南岸低気圧で東京でも雪か
現在の寒気は31日（金）にはいったん抜ける見込みです。ただ、今週末2月1日（土）から2日（日）にかけては日本付近を南岸低気圧が通過します。西日本や東日本でまとまった雨や雪が予想されています。関東の降り出しは2日（日）の未明ごろとなりそうで日曜日の朝は東京でも雪が降りそうです。現時点では東京都心は降っても一時的で積もるほどの予想にはなっていません。関東の市街地で雪による影響を受けるのは埼玉から関東北部となりそうです。ただ、南岸低気圧は予想が変わりやすく過去に想定外の大雪となったこともありました。受験など大切な予定がある方は余裕を持った行動を心がけてください。
今季最強の立春寒波が襲来
来週月曜日、2月3日は立春です。暦の上では春がはじまりますが気象状況はそうはいきません。今季最強の寒波が襲来する見込みです。寒気と寒波の違いは期間。強い寒気が居座ることを寒波といいます。寒波が襲来すると大雪が数日間続き積雪が記録的になったり、猛吹雪による交通の乱れが長引いたりする恐れがあります。また、晴れる地域も厳しい寒さが続きます。大雪や猛吹雪、厳しい寒さへの備えを進めてください。
