■JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)で日本海側は今夜まで大雪警戒
日本列島付近は冬型の気圧配置で上空に強い寒気が流れ込んでいます。日本海には風のぶつかり合いで雪雲が発達するJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成されていて、北陸や東北の日本海側では、きのう29(水)から大雪となっています。きょう30(木)の夜にかけて、北陸など日本海側を中心に大雪に警戒が必要です。北海道でも札幌や小樽など日本海側は今季一番の積雪を更新しています。積雪が急増している地域は、車の立ち往生やスリップ事故など大雪による交通障害に注意が必要です。
札幌 42cm 今季最大
小樽(北海道) 63cm 今季最大
大井沢(山形) 227cm 今季最大
只見(福島) 177cm 今季最大
小谷(長野) 128cm 今季最大
更に、強い冬型の気圧配置で等圧線が込み合っているため、全国的に北寄りの風が強く吹くでしょう。断続的に雪雲が流れ込む日本海側は、吹雪になる所もあり、高速道路などが計画的に通行止めになる可能性もあります。車でお出かけの際はチェーンの装備をした上で、最新の道路状況なども確認して、安全運転を心がけてください。
関東など太平洋側でも冷たい北風が吹いて「風冷え」の一日となりそうです。
空気の乾燥した状態が続いている太平洋側は、風も強まるため、火の取り扱いに十分注意が必要です。
お出かけの際はマフラーや手袋、耳当てなどで万全の寒さ対策が欠かせません。
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■中学受験シーズンに立春寒波襲来!雪や寒さの最新情報を■中学受験シーズンに立春寒波襲来!雪や寒さの最新情報を
この寒さが厳しい中で、日本では受験シーズン真っ只中ですが、特に関東では2月初旬に中学受験のピークを迎えます。まだ幼い小学生が決戦の時を迎える今週末は、天気が気になっている受験生親子も多いことでしょう。
1(土)穏やかな曇り空
⇒朝の冷え込み対策と室内の服装調節で体調管理万全に
2(日)南岸低気圧で雨や雪&極寒
⇒埼玉〜関東北部で未明に雪、都心は雪から冷たい雨に?
極寒で傘と手袋必須でも、室内では脱ぎ着できる服装
3(月)雲優勢で厳しい寒さ
⇒天気はゆっくり回復も朝は路面凍結に注意
4(火)日差し復活!昼は気温上昇も朝晩は強い冷え込み
⇒一日の中で冬と春を行ったり来たり、服装で調節を!
5(水)立春寒波が関東にも襲来
⇒朝は極寒、昼間もひと桁気温。冷たい北風対策も万全に!
2月スタートは比較的穏やかですが、2(日)は関東で雪や冷たい雨が降り、寒気の引き込みが強まれば、さいたまから関東北部で雪が積もることになるかもしれません。東京都心など関東南部では、今のところ、降り始めの2(日)未明が雪でも次第に雨になるとみられますが、最高気温が5℃前後と試練の寒さになりそうです。更に、3(月)以降は、立春寒波が日本付近に居座る予想で、関東でも朝晩を中心に厳しい冷え込みが予想されています。
受験生は慣れない交通機関で早めに出かける人も多いと思いますので、路面凍結や交通情報などにも十分ご注意ください。



