■関東で大雪 東京都心は直径9mmのひょう&今年初の雷
上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で、関東甲信では大気の状態が非常に不安定になっています。けさは東京都や千葉県周辺で積乱雲が発達し、都心では今年初めての雷を観測しました。また、東京・虎ノ門では直径9mmの「ひょう」が降ったことが確認されています。
この強い寒気の影響で、関東甲信の広い範囲で積雪となっています。山沿いは大雪で、栃木県の奥日光では一晩で50cm近い雪が一気に積もりました。関東の平野部でも積雪となり、高速道路の通行止めなど交通にも影響が出ています。
■都心は24年ぶり!3月に5日目の雪を観測
東京都心も降水が強まったことで予想以上に気温が下がり、午前10時には1cmの積雪を観測しています。今月5日目の雪の観測で、3月に5日も雪が降るのは2001年以来24年ぶりと珍しいことです。午前11時40分現在、東京都の多摩地方には大雪警報も発表されています。
午後は雪雲や雨雲が海上に抜け、天気は次第に回復する見込みですが、路面状況が悪くなっています。車の運転など十分にご注意ください。
■あす(木)春分の日 広く晴れて行楽日和
あす(木)は高気圧に覆われて、晴れエリアが拡大します。広く行楽日和となりそうです。気温はこの時期としては少し低めですが、日差しが力強くなってきているので、日向では暖かく感じられそうです。
ちなみに関東は、あす「春分の日」までが春一番を観測する期限となっていますが、あすは強い南風は予想されていません。今年は10年ぶりに「春一番の観測なし」となりそうです。
■雪から一転、春本番の暖かさ 来週は東京で夏日に迫る
そして21日(金)以降は、全国的に春本番の暖かさがやってきます。関東〜西日本は連日20℃以上。きょう雪が降った東京では、来週の火曜日と水曜日になんと24℃、半袖の陽気が連続する予想です。
この暖かさで早ければ週末にも今年のサクラ前線がスタートしそうです。