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27日に東京・江戸川区の工事現場で激しい爆発があり、10人がけがをしました。意外な原因が分かってきました。
■地中のアセチレンガスのボンベに穴か
住宅街に突如鳴り響いた大きな爆発音。爆発があったのは27日午前9時半ごろ。東京・江戸川区の東西線葛西駅から250メートルほど離れたマンションの建設現場です。
向かいにあるアパートの窓は大きく破損し、隣接するコンビニでは、ガラスが粉々に。商品も散乱しています。
向かいにあるアパートの住人
「作業員が『ガスだ、やばいぞ』という話が聞こえた。2〜3分後ドドンという音と同時に爆風が来た」
「作業員が『ガスだ、やばいぞ』という話が聞こえた。2〜3分後ドドンという音と同時に爆風が来た」
当初、工事中にガス管が破損し爆発したとみられていましたが、全く別の原因が見えてきました。
火はおよそ1時間後に消し止められましたが、これまでに10人がけが、少なくとも38棟の建物に被害が出ました。
なぜ、爆発が起きたのでしょうか。現場では“ある臭い”が充満していました。
警視庁などによると、現場ではマンションの建設工事が進んでいました。その工事中、地中に埋まっていたアセチレンガスのボンベに穴が開いたとみられます。
アセチレンガスは建設現場や工場で使われる、可燃性の高いガスです。酸素と合わせれば3300℃という高温の炎となり、金属の切断や溶接などに用いられます。
麻布消防署 元署長 坂口隆夫さん
「アセチレンガスボンベが地中に埋まっていたのは理解できない。故意に正規の処分をしないで、地中に置いたまま埋めてしまったことが考えられる」
「アセチレンガスボンベが地中に埋まっていたのは理解できない。故意に正規の処分をしないで、地中に置いたまま埋めてしまったことが考えられる」
(「グッド!モーニング」2025年5月28日放送分より)