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■少しの雨でも土砂災害に警戒
活発な梅雨前線の影響で、西日本と東日本で大雨となっています。鹿児島県の指宿では72時間で500mmを超える雨が降り、観測史上最大を記録しました。きょう11日(水)午後は、西日本から雨が小康状態となる見込みですが、土の中には大量の水分が含まれている状況です。崖や川など危険な場所には近づかいようにしてください。あす12日(木)は、九州で再び雨が強まる恐れがあります。
■北海道 11日(水)午後は雷雨・突風に注意
一方、北海道では11日(水)午後、雷雨に注意が必要です。上空に寒気を伴った低気圧が進んでくる影響で、雷が発生する確率が広範囲で高くなっています。落雷や突風、ひょう、急な強い雨に注意してください。
■台風1号が発生 梅雨前線の活動を強める恐れ
大雨への警戒がまだ続いてしまいそうです。11日(水)午前9時、南シナ海で今年初めて台風が発生しました。1951年の統計開始以降で5番目に遅い台風1号の発生となります。
今後は中国大陸に進むため、日本への直接的な影響はない見込みです。ただ、梅雨前線に取り込まれる形で雨雲を発達させ、週末から週明けにかけて、再び西日本から北日本の広い範囲に大雨をもたらす恐れがあります。
■大雨のあと 猛烈な暑さが襲来
そして、この大雨のあと、今度は猛烈な暑さがやってきます。夏の太平洋高気圧が真夏並みに強まる予想となっていて、関東を中心に35℃以上の猛暑日が続出する可能性があります。11日午前11時に気象庁が発表した週間予報では、東京都心でも17日(火)の予想最高気温が34℃。猛暑日に迫る見込みです。
いきなり真夏の暑さがやってきます。来週は熱中症にも警戒が必要です。