秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまがブラジルを訪問されています。
10日間の日程で、8都市をめぐります。
ブラジルにいる日系人は270万人と世界最多で、今年は日本とブラジルが外交関係を結んでから130周年となり、関連行事などへ出席される予定です。
今回のブラジル訪問でも行く先々で熱狂的に迎えられ、子どもが落とした旗を佳子さまが拾うと歓声があがる場面もありました。
ひとつひとつを写真としてたっぷりとお伝えします。
■中西部のカンポグランデに到着
マット・グロッソ・ド・スール州にあるカンポグランデは、鉄道建設のため多くの日本人が移住した都市で、日系人のおよそ7割が沖縄にルーツがあります。
子どもたちがサンバ風の日本舞踊などを披露して佳子さまを歓迎しました。
■日系移民設立の学校で子どもたちと交流
カンポグランデにある日系移民を中心に設立された「ビスコンデ・デ・カイル学園」を視察し、子どもたちと交流しました。
「何を描きましたか?富士山!あ…上手!とってもきれいな青ですね」と少年とお話しされました。
■連邦議会が主催する式典などに出席
ブラジルと日本の外交関係130周年を記念して連邦議会が主催する式典などに出席されました。
■ブラジル政府主催の昼食会
「日本の我が家ではブラジルのイペーが育てられ、毎年花を咲かせます」というエピソードを紹介されました。
■ルラ大統領を表敬訪問
佳子さまはルラ大統領と和やかな雰囲気で話をして、記念撮影をされました。
■日系団体による歓迎会
■ブラジリア大学 訪問
首都ブラジリアの大学を訪れ、日本語を学ぶ学生らと交流しました。
ブラジリア大学では日本語・日本文化専攻科が1997年に開設され、現在では約170人が学んでいます。
皇族として初めて訪れた佳子さまは学生らと日本語で交流されました。
佳子さまは学生らが日本の文化を広める活動をしていることを聞くと、「とても大事な活動をされていますね」などと話されました。
■コルコバードの丘
リオデジャネイロにあるコルコバードの丘は標高710メートルの岩山で、頂上にある38メートルの高さのキリスト像が有名です。
コルコバードの丘を含むリオの景観は2012年に世界遺産に指定されていて、姉の小室眞子さんが皇族時代に視察しています。
佳子さまはキリスト像内にある礼拝堂の説明を受け、眼下に広がるリオの街並みを視察されました。
■日本庭園がある植物園を視察
日本庭園があるリオデジャネイロ植物園を視察されました。
■日系人、日本とゆかりのある人らと面会
■日本とブラジルの関係の歴史を示すいくつかの外交文書をご覧に
■日本人移住資料館を視察
展示されている当時のパスポートなどについて、熱心に質問をされました。
■日系団体などが主催する歓迎行事に出席
日系団体などが主催する歓迎行事に出席されました。
日本語学校の児童らが歓迎のサンバを披露すると、佳子さまは大きな拍手を送られ、児童らとハグする場面もありました。
■イグアスで日系1世らと懇談
最後の訪問先・イグアスを訪れ、日系1世らと懇談されました。
根本一美さん
「私にとっては第二の故郷でございます。イグアスの思い出を日本に持って帰って下さい」
佳子さま
「家族にも伝えますね」
■日系4世による太鼓の演奏
日系4世による太鼓の演奏を聞き「とても迫力のある演奏をありがとうございました」などと言ってメンバー1人ひとりと握手されました。
■イグアスの滝
国立公園の担当者から絶滅危惧種に指定されている動物の保護活動などを聞いたということです。
レインコートに身を包み、水しぶきを浴びながら、時折、滝を指さす姿も見られました。
■すべての日程を終え、帰国の途へ
■成田空港に到着
5日からおよそ2週間の日程でブラジルを訪問していた佳子さまは、17日午後3時前、成田空港に到着されました。
■皇居「賢所」を参拝 ブラジル公式訪問を報告
佳子さまは18日午前10時ごろ、半蔵門から皇居に入り、宮中三殿のひとつで、天照大御神がまつられている「賢所」を参拝されました。
17日午後に帰国し、移動も含めて2週間に渡ったブラジル公式訪問を無事に終えたことを報告されました。