社会

2025年12月9日 19:00

【発生から詳しく】青森県で震度6強 初めて「北海道・三陸沖 後発地震注意情報」を発表 16日午前0時まで“特別な備え”呼びかけ 

【発生から詳しく】青森県で震度6強  初めて「北海道・三陸沖 後発地震注意情報」を発表 16日午前0時まで“特別な備え”呼びかけ 
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気象庁によりますと、8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震が起きました。地震の規模を示すマグニチュードは7.5で、深さは54キロと推定されています。

この地震の影響で一時、津波警報や注意報が北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、岩手県にでました。9日午前1時前後には久慈港で70センチ、浦河で50センチ、八戸港で40センチの津波を観測しました。午前0時前後にはむつ小川原港で40センチ、えりも町・庶野(しょや)で30センチの津波が観測されるなどしています。

気象庁は、津波警報を9日午前2時45分に注意報に切り替え、注意報も午前6時20分に解除しました。

今回の地震を受けて気象庁は今後発生する可能性がある大きな地震への警戒を呼びかける「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を2022年の運用開始以降初めて発表しています。警戒の呼びかけは16日午前0時まで続きます。

これまでの情報をまとめています。

9日午後5時現在 けが51人に

青森県で最大震度6強を観測する地震があり51人がけがをしました。これまでに北海道で11人、青森県で36人、岩手県で4人がけがをしたということです。

9日午後3時41分 【鉄道】JR東北新幹線 全線で運転再開

青森県で最大震度6強を観測した地震の影響により上下線の一部区間で運転を見合わせていた東北新幹線は、さきほど全線で運転を再開しました。東北新幹線は、8日の地震による設備点検の影響で、盛岡駅と新青森駅間の上下線で9日の始発から運転を見合わせていました。JR東日本によりますと、その後、午後3時27分に点検が終了し、異常がないことを確認したため、午後3時41分に全線で運転を再開したということです。東北新幹線の一部列車では遅れと運休が発生しています。

9日午後3時現在 配送遅れ続く

地震の影響でフェリーや鉄道貨物に遅れが出たとして、荷物の配達の遅延が続いています。
ヤマト運輸は、全国から北海道宛の荷物のほか、北海道から東北、関東、北信越、中部、関西宛の荷物に
遅れが発生するとしています。
佐川急便も、全国から北海道宛、および北海道から全国宛の一部荷物の配送に遅れが発生しているということです。
フェリーや鉄道の運行が再開しても、荷物の遅れが一定期間継続する可能性があるとしています。
日本郵便は、午前10時時点で北海道と東北の太平洋沿岸地域を発着する郵便物や荷物の一部で1日程度の遅れが発生しているほか、青森県の八戸中央通郵便局では窓口業務を休止しているということです。

9日午後0時 避難指示を解除

北海道と東北4県の避難指示は解除されました。避難指示はすべて解除されました。

9日午前 配管が破損し水漏れ被害 飲食店では片づけに追われる

震度6強を観測した青森県八戸市の飲食店では、天井裏の配管が壊れ、水漏れなどの被害が出ています。こちらは和食を提供する割烹ですが、現在、宴会場では復旧作業が続けられています。こちらにいる人々は、地震の発生当初からすぐに駆け付け、作業に取り組まれています。現在も復旧作業が続いています。
そして、地震の当時の影響を感じさせるものがあります。中の天井裏、配管がぽっきりと折れてしまいまして、壁紙が破れ、地震発生当時は水が滝のように吹き出してしまっていたということです。現在は水が止まっています。
そして当時の地震の影響ですが、冷蔵庫の中にはビールグラスがそのまま散乱してしまっている様子が確認できます。現在も奥の厨房の方では、そのまま作業が進められていて、作業の影響もあって、現在少しずつ復旧はしてきているということです。空いている、被害の比較的少ない部屋からの営業再開を目指しているということです。

核燃料再処理工場で水漏れ「安全上の問題はない」 

8日夜、青森県で最大震度6強を観測する地震があり、この地震の影響で原子力規制庁は、青森県六ケ所村にある日本原燃の使用済み核燃料再処理工場のプールで、水漏れがあったと明らかにしました。
規制庁によりますと、漏れた水の量はおよそ450リットルに上るということです。
ただ、プールの水位が通常の範囲に収まっていることや、建屋の外への流出もないことから、安全上の問題はないとしています。
このほか青森県の東通原発や宮城県の女川原発など、東北地方に立地する原子力発電所に異常は確認されていないということです。

9日午前11時すぎ 道路陥没し車が残ったまま 青森

午前11時すぎに撮影された青森県東北町の道路陥没現場の映像です。乗用車が陥没した道路に残されたままになっています。車を運転していた男性は痛みを訴えて病院に搬送されました。道路は現在通行止めとなっています。震度6強を観測した八戸市ではビルの外壁が崩れるなど、各地で建物の被害が確認されています。

9日午前10時52分 青森県七戸町・階上町 岩手県軽米町 約480軒が断水

地震の影響により青森県と岩手県では、およそ480軒で断水が起きています。
国土交通省によりますと、9日午前6時の時点で、青森県の七戸町と階上町、岩手県の軽米町で合わせておよそ480軒が断水しているということです。地震の影響で水道管が破損したことが原因とみられています。

9日午前10時51分 東北新幹線 午後3時ごろ運転再開見込み

地震の影響により一部区間で運転を見合わせている東北新幹線は、午後3時ごろに運転再開を見込んでいることがわかりました。
東北新幹線は、地震による設備点検の影響で現在、盛岡駅と新青森駅の間で運転を見合わせていますが、JR東日本によりますと、午後3時ごろに運転再開を見込んでいるということです。
また、東京駅と盛岡駅の間では、一部の列車に遅れと運休が発生しています。
山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線は平常通り運転しています。

9日午前10時 けが35人に

きのう夜、青森県で最大震度6強を観測する地震があり35人がけがをしました。
総務省消防庁などによりますと、これまでに北海道で10人、青森県で22人、岩手県で3人がけがをしたということです。

9日午前10時 北海道宛ての荷物など配達に遅れ発生

8日夜の青森県東方沖を震源とする地震の影響でフェリーや鉄道貨物に遅れが出たため、荷物の配達にも遅延が発生しています。
ヤマト運輸は9日午前8時半時点で、全国から北海道宛ての荷物のほか、北海道から東北、関東、北信越、中部、関西宛ての荷物に遅れが出ているということです。
日数に余裕をもって荷物を送るよう呼び掛けています。
佐川急便は全国から北海道宛て、および、北海道から全国宛ての荷物の配送に遅れが生じる可能性があるとしています。
日本郵便は現在、状況を確認中だということです。

青森と岩手の24市町村に災害救助法適用が決定

青森県沖を震源とする最大震度6強の地震を受け、青森県と岩手県の24市町村に災害救助法の適用を決定しました。
適用されると、避難所の設置など市町村が負担する復旧や復興にかかった費用の一部を国や県が負担することになります。

9日午前8時すぎ 高市総理コメント

 青森県沖を震源とする最大震度6強の地震から一夜明け、高市総理大臣は負傷者が30人に上ると明らかにしたうえで、引き続き防災行動をとるよう呼び掛けました。

高市総理大臣
「これまでのところ、負傷者30名・住宅火災1軒などの報告を受けております。自らの命は自らが守るという原則に基づき、防災行動をとっていただくようにお願いを申し上げます」

また、今回「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が初めて発表されており、高市総理は今後1週間程度、気象庁や自治体の情報に留意し、安全な避難場所や避難経路の確認を呼び掛けました。

また、揺れを感じたらすぐに避難できる態勢を維持したうえで社会経済活動を継続するよう求めました。

9日午前6時20分 津波注意報をすべて解除

気象庁は、北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平洋沿岸西部、青森県日本海沿岸、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県に出していた津波注意報をすべて解除しました。

9日午前6時 27人がけが 2万8000人に避難指示

総務省消防庁によりますと午前6時時点で北海道で7人、青森県で20人のあわせて27人のけが人が出ているということです。

また、北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県のあわせて30の市町村で、危険な場所にいる人が全員避難となる「警戒レベル4」の避難指示が1万3869世帯、およそ2万8000人に出ています。

9日午前5時 【鉄道】東北新幹線が運転見合わせ

JR東日本によりますと午前5時時点で東北新幹線は設備点検のため盛岡駅から新青森駅の間の上下線で運転を見合わせています。運転再開の見込みは立っていません。

秋田新幹線を含む東北新幹線の東京駅から盛岡駅までの間では一部の列車に遅れや運休が見込まれるということです。山形新幹線や北陸新幹線などその他の新幹線は午前6時ごろの始発から通常通りの運転を予定しています。

9日午前4時36分 苫東厚真火力発電所の2号機は発電を再開

北海道電力・苫東厚真火力発電所2号機は8日午後11時18分に緊急停止しました。地震の影響かどうかは確認中です。2号機は約5時間後の9日午前4時36分に発電を再開しました。

9日の東北・北海道は寒さが厳しくなる見込み

北日本の上空には寒気が流れ込んでいて、日本海側では断続的に雪や雨が降っています。

震度4を観測した北海道岩見沢市(いわみざわ・し)では午前2時までの3時間に11センチの雪が降りました。このあとも夜にかけて雪や雨の降りやすい状況が続く見通しです。

太平洋側は晴れ間の出る所もありますが、寒さが厳しくなっています。震度6強を観測した八戸市(はちのへ・し)では午前3時前に1.7℃まで冷え込んでいます。日中も気温が上がりません。

最高気温は青森県や岩手県で5度前後、北海道では0度前後の所が多い見込みです。また、風も強く午前4時30分現在、北海道の一部に強風注意報が出されています。

9日午前4時5分 【インフラ】北海道で火力発電所が停止 

北海道電力によりますと、苫東厚真火力発電所の2号機が地震発生直後のきのう午後11時18分に停止しました。その後、設備に異常がないことを確認したため、再開に向けて作業を進め、数時間以内に復旧する見込みだということです。

また、北海道と本州を結ぶ電力ケーブルの1本が地震発生直後に停止しましたが、現在、電力の供給に影響はないとしています。

携帯電話各社では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社は通信障害は出ていないということです。

大手コンビニではセブンーイレブンは、人や建物に大きな被害は確認されていません。ファミリーマートとローソンは、被害状況を含めて確認中です。

9日午前4時3分 海自・八戸基地に480人が避難

小泉防衛大臣は海上自衛隊の八戸航空基地におよそ480人の住民が避難していると明らかにしました。

基地には160台ほどの車などで住民およそ480人が避難してきていて、自衛隊が800枚の毛布を用意して住民に提供しているということです。
また、自衛隊は午前3時までに情報収集のため航空機18機を飛ばしたほか、17の自治体に隊員を派遣しています。さらに、岩手駐屯地などから揺れの強かった地域に向っているということです。

9日午前4時 地震の影響で23人がけが 11万4000人に避難指示

総務省消防庁によりますと、青森県で発生した地震の影響で、23人がけがをしました。

北海道では重傷1人含む9人が負傷、青森県では住宅火災で負傷した1人を含む14人が負傷したとして地元消防が調査しています。

また、北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県のあわせて42の市町村で、危険な場所にいる人は全員避難となる「警戒レベル4」の避難指示が5万7600世帯、およそ11万4000人に出ています。

9日午前2時45分 津波警報を注意報に切り替え

青森県で最大震度6強を観測した地震で、気象庁は北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、岩手県に津波警報を出していましたが、9日午前2時45分にすべて津波注意報に切り替えました。

今回の地震を受けて気象庁は今後発生する可能性がある大きな地震への警戒を呼びかける「北海道・三陸沖後発(こうはつ)地震注意情報」を2022年の運用開始以降初めて発表しています。

9日午前2時30分すぎ 高市総理コメント

午前2時半すぎ
午前2時半すぎ

9日午前2時半 北海道と青森県で8人がけが

地震の影響で北海道と青森県であわせて8人がけがをしました。

北海道苫小牧市で、40代の男性と60代の女性が転倒。また、日高町で、避難しようとした70代の女性が駐車場で転倒し、病院に運ばれました。当時、駐車場は凍結していたということです。

青森市では、8日午後11時半ごろ事務所を兼ねた住宅で火災が発生し、高齢の男性がけがをしました。五所川原市では、70代の女性が地震による落下物がこめかみにあたり、けがをしました。 東北町では、陥没した県道に車が落ち、乗っていた50代くらいの男性が病院に搬送されました。 また、町内の高齢者福祉施設で入所者の70代男性が倒れてきたテレビにあたり出血し病院に搬送されました。男性は、軽傷で意識はあるということです。 おいらせ町でも60代の女性がタンスに頭をぶつけ、けがをして搬送されました

9日午前2時 北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表 気象庁・内閣府

気象庁は青森県で震度6強を観測した今回の地震について運用開始後では初となる「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。
これは日本海溝・千島海溝付近でマグニチュード7.0以上の地震が起きた場合にその後に発生する可能性がある大きな地震への警戒を呼びかけるものです。
気象庁は今回の地震を受けて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を2022年の運用開始以降初めて発表しました。

内閣府は、北海道から千葉県にかけての182の市町村を、強い揺れや津波に対して防災対応をとるべき地域としています。この地域に住む人に対して、地震や津波が起きた時にすぐに避難できる準備をしておくよう、内閣府が呼びかけています。
現時点で内閣府は、すぐに避難することや、仕事や学校などの社会活動を止めることは呼びかけていません。求めているのはいざという時の準備です。内閣府が注意を呼びかける期間は1週間程度です。

対象地域に住む人は大きな地震や津波に備えてすぐに避難できる準備をしておくとともに、政府や自治体からの情報に注意してください。

【くわしく見る】青森沖M7.6地震受け「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表 避難準備を

気象庁がマグニチュードを7.5に修正

当初、地震の規模を示すマグニチュードは7.6で、深さは50キロと推定されていました。しかし、先ほどの会見でマグニチュードを7.5に修正し、震源断層のずれの規模を精査して得られるモーメントマグニチュードは7.4であると発表しました。

9日午前1時49分 北海道と本州を結ぶ電力ケーブルが停止

北海道電力によりますと、北海道と本州を結ぶ電力ケーブルの1本が地震発生直後に停止したということです。現状、電力の供給に影響はないとしています。
北海道電力は、非常災害対策本部を設置して、状況の確認を進めているということです。
北海道電力管内では苫東厚真火力発電所の2号機が地震直後のきのう午後11時18分に緊急停止しています。

9日午前1時44分 JR東北新幹線 北上駅・福島駅などに停車中

新幹線の最新情報です。JR東日本によりますと、八戸駅と七戸駅の間で運転を見合わせていた東北新幹線・「はやぶさ41号」は、9日午前0時40分すぎに速度を落として運転を再開し、最寄りの七戸十和田駅に到着しましたが、安全確認のため再び運転を見合わせているということです。
北上駅で停車中の「やまびこ69号」、福島駅のホームで停車中の「やまびこ223号」は、引き続き運転を
見合わせていて、運転再開の見込みは立っていないということです。

9日午前1時43分 八戸航空基地が周辺住民の避難受け入れ

防衛省によりますと、青森県で発生した震度6強の地震を受けて、海上自衛隊の八戸航空基地が周辺住民の避難の受け入れを行っているということです。
午前1時半までにおよそ150台の車が避難してきているということです。

北海道・青森でけが人 

北海道・苫小牧市によりますとこの地震の影響で転倒したとみられる報告が2件あり40代の男性と60代の女性がけがをしたということです。また、日高西部消防組合によりますとこの地震で避難所に避難しようとした70代の女性が駐車場で転倒し、病院に運ばれました。当時は駐車場は凍結していたということです。

また消防によりますと、きのう午後11時半すぎ、青森県東北町の高齢者福祉施設で地震の影響で倒れたテレビが入所者の70代男性にあたりました。男性は出血し病院に搬送されましたが、軽傷で意識はあるということです。

9日午前1時30分現在  岩手・盛岡市の停電は解消

東北電力によりますと、地震の影響で岩手県盛岡市の一部地域で停電が発生していましたが、現在は解消しています。

9日午前1時15分 気象庁が会見

気象庁は午前1時15分から会見を行い、警報が解除されるまでは安全な場所から離れないよう呼びかけました。
また、震源付近では過去に1週間程度の間に同程度の地震が続発したことがあるとして、1週間程度は最大震度6強程度の地震への警戒が必要だとしています。

9日午前1時14分 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表へ 気象庁・内閣府

気象庁は青森県で震度6強を観測した今回の地震について運用開始後では初となる「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表する方針であることがわかりました。
これは日本海溝・千島海溝付近でマグニチュード7.0以上の地震が起きた場合にその後に発生する可能性がある大きな地震への警戒を呼びかけるものです。
気象庁と内閣府は午前2時からの会見で、今回の地震を受けて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を2022年の運用開始以降初めて発表する見通しです。
内閣府は、北海道から千葉県にかけての182の市町村を、強い揺れや津波に対して防災対応をとるべき地域としています。

9日午前0時30分現在  9万人以上に避難指示

総務省消防庁によりますと、午前0時30分現在、北海道や、青森、岩手など20の市町村で9万人以上に避難指示が出ています。北海道では1万1826世帯2万3089人、岩手県では3万3738世帯6万7271人に対して警戒レベル4の避難指示が出ています。
そのほか、青森県、宮城県、福島県でも一部の自治体で避難指示が出ています。

北海道 苫東厚真火力発電所2号機が緊急停止 

北海道電力によりますと、北海道にある苫東厚真火力発電所の2号機が地震発生直後に緊急停止したということです。地震との関連性を含め停止した原因は調査中としています。現時点では電力の供給に影響はないということです。

北海道と青森の高速道路で通行止め

日本道路交通情報センターによりますと、この地震の影響で、高速道路は北海道を通る道央道の新千歳空港インターチェンジと白老インターチェンジの間と有料道路日高道の苫小牧東インターチェンジと沼ノ端西インターチェンジの間で上下線ともに通行止めとなっています。これまでに確認されている高速道路や有料道路への影響は北海道と青森県のみで、その他の県での影響は確認されていないということです。

空港施設 影響なし

日本航空と全日空によりますと、現時点で全国の各空港施設に地震による影響はありません。
9日の北海道、青森県、岩手県を発着する便にも影響はないということです。

岩手・陸前高田市 けが人の報告なし 避難所を開設

岩手県陸前高田市の情報です。市によりますと、この地震によるけが人は午前0時時点で報告されていません。市は避難指示を出し、順次、避難所を開設しています。市は災害対策本部を立ち上げ、情報収集を進めています。

9日午前0時10分 岩手・久慈港で50cmの津波を観測

各地で津波も観測されています。9日午前0時すぎに久慈港、浦河では50センチ、むつ小川原港では40センチ、八戸港、えりも町庶野では30センチの津波が観測されるなどしています。

【くわしい津波情報はこちら】各地の津波観測情報

9日午前0時10分ごろ 木原官房長官が記者会見

木原官房長官は臨時の記者会見をおこない、青森県の東通原子力発電所と宮城県の女川原子力発電所について「現時点で異常があったという報告は受けていない」と明らかにしました。
その他の原子力施設については現在確認中だということです。
また、国民に対しては今後も震度6強程度の地震の発生に注意するよう呼びかけました。

岩手・盛岡市で約300軒が停電

インフラへの影響です。KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクによりますと、現時点では地震による通信障害などの影響は出ていないということです。
東北電力によりますと、地震との関連性は明らかになっていませんが、午前0時時点で岩手県の盛岡市でおよそ300軒の停電が発生しています。

気象庁 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の対象となるか精査中

気象庁は、青森県で震度6強を観測した今回の地震について、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の対象となるか精査中だとしています。
この付近でマグニチュードが7.0以上の地震が起きた場合に、引き続き大きな地震への注意を呼びかける「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が出ることがあります。気象庁は対象となるか精査中だとしています。

福島第一原発など 新たな異常なし

原子力規制庁によりますと、地震の影響で東北地方太平洋側にある全ての原子力発電所でモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はないということです。
東北地方太平洋側、青森県にある東北電力東通原発、宮城県にある東北電力女川原発、北海道にある泊原発、福島県にある東京電力福島第一原発、福島第二原発のモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はないということです。

JR東北新幹線 福島駅〜新青森駅間上下線 運転見合わせ

JR東日本によりますと、東北新幹線は、地震の影響で、福島駅から新青森駅の間の上下線で運転を見合わせています。運転再開の見込みは立っていません。

高速道路も一部通行止め

高速道路の情報です。日本道路交通情報センターによりますと、この地震の影響で、高速道路は百石道路と八戸道の下田百石インターチェンジと浄法寺インターチェンジの間で通行止めとなっています。

8日午後11時50分ごろ 高市総理大臣がコメント

8日午後11時50分ごろ 
8日午後11時50分ごろ 

高市総理大臣はさきほど午前0時前に総理官邸に入りました。
■直ちに国民に対して津波避難等に関する情報提供を適時・的確に行うとともに住民避難等の被害防止の措置を徹底すること
■早急に被害状況を把握すること
■地方自治体と緊密に連携して人命第一の方針のもと、政府一体となって被災者の救命救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと
3点の指示を出したと明らかにしました。

8日午後11時30分ごろ 青森市で火災発生

消防によりますと8日午後11時半ごろ青森市幸畑の事務所を兼ねた住宅で火災が発生し、1人がけがをしました。消火活動が続いています。

8日午後11時16分 総理官邸に官邸対策室設置

政府は午後11時16分、総理官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置しました。

8日午後11時15分ごろ 青森・八戸市で最大震度6強の地震

気象庁によりますと、午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震が起きました。地震の規模を示すマグニチュードは7.6で、深さは50キロと推定されています。広い範囲で揺れが観測され、八戸市で震度6強、おいらせ町、階上町で震度6弱、函館市、むつ市などで震度5強を観測しました。

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