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115年の歴史を持ち、日本一短い本線として知られるJR留萌本線が先月31日、ラストランを迎えました。
ニシン輸送も段階的に縮小
先月31日に廃線となったJR留萌本線。車内は乗客がひしめきあい、廃線する路線とは思えません。
沼田町 横山茂町長
「人口減少などの影響から利用者数の減少により、時代の流れとはいえ、本日をもって全線が廃止となることは言いようのない寂しさと悔しさが募る」
「人口減少などの影響から利用者数の減少により、時代の流れとはいえ、本日をもって全線が廃止となることは言いようのない寂しさと悔しさが募る」
1910年に開通したJR留萌本線・深川―石狩沼田間。ニシンなど海産物の輸送や地域住民の足として利用され、日本一短い14.4キロの本線として鉄道ファンからも愛されてきました。
「鉄道写真撮り始めたのが、ここが最初。しかも、SL走っている時に」
「また北海道から1つ線路が消えて、すごい残念で寂しいこと」
「また北海道から1つ線路が消えて、すごい残念で寂しいこと」
廃止の背景にあるのが、乗客の減少と解消が見込めない赤字です。
昨年度の利用者数は1日平均で199人。赤字額は2億1300万円に上りました。
JR北海道 島田修会長
「いろいろな形で議論し、苦渋の決断をいただいたから、きょうが迎えられている」
「いろいろな形で議論し、苦渋の決断をいただいたから、きょうが迎えられている」
留萌本線は国鉄時代の1980年代からすでに採算性と存続について議論されていて、2016年には増毛―留萌間、2023年には留萌―石狩沼田間が運行を終了するなど、日本海へと続く線路が段階的に廃線となっていました。
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ラストランに乗客660人
そして先月31日、ピリオドが打たれた115年の歴史。にぎやかだった時代の名残は、沿線の街に残されています。
沿線の一つ、深川市出身の新木収さん(70)。旧国鉄でおよそ15年、留萌本線などの車掌を務めました。
「ここが深川車掌室。トイレとかお風呂とかロッカールーム」
駅前のホテルのロビーに置かれているのは、新木さんが再現した留萌本線22駅のジオラマです。
旧国鉄OB
「吹雪で止まって、何日も缶詰めになった時がある。そういうのを思い出して、なんか寂しいなと」
「吹雪で止まって、何日も缶詰めになった時がある。そういうのを思い出して、なんか寂しいなと」
新木さん
「なくなったら『じゃあ、これを見てくれよ。こういうものがあったんだぞ』というのを知らない人たちに教えてあげたい」
「なくなったら『じゃあ、これを見てくれよ。こういうものがあったんだぞ』というのを知らない人たちに教えてあげたい」
地元の吹奏楽団が曲を奏でる中、ラストランの車両に乗り込む多くの乗客。定刻9時11分に発車する予定が、乗客660人を乗せようと22分遅れで出発しました。
(2026年4月1日放送分より)
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