スポーツ

2021年7月9日 17:00

村上宗隆 アーチ量産!お手本は大谷の下半身!?

2021年7月9日 17:00

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【担当記者が選ぶオールスターイチオシ選手〜ヤクルト編〜】
2年ぶりに開催される「マイナビオールスターゲーム2021」(7月16日(金)第1戦・17日(土)第2戦)。
三塁手部門で12球団トップのファン投票数を獲得したのは、東京オリンピックを戦う侍ジャパンに最年少で初選出されたヤクルト・スワローズの村上宗隆(21)。

本塁打と打点でリーグ2位、出塁率はリーグ1位と輝かしい成績を収めた昨季。その結果に満足せず、更なる飛躍を遂げようとしている。今季も開幕からホームランを量産、現在24本を放ち、リーグ2位とトップ争いをしている。(7月9日現在)村上の魅力は何といっても、桁外れのパワーから繰り出される豪快なスイングだ。

しかし、彼の豪快なスイング裏には、細かな部分に拘りが隠されていた。それが「股関節」と「左足」の使い方だという。普段から映像での分析を欠かすことのない村上だが、最近はある選手の打ち方をよく研究しているという。それが今やメジャーリーグのスターに上り詰めた大谷翔平。村上と同じ左バッターの大谷であるが、「最近は左ピッチャーからもホームラン多く打っているので、何でこんなに打てるのだろう」と研究しているのだという。自分のバッティングと比べたりしながら、いきついたのが「股関節」と「左足の使い方」のようだ。

18.44m先のマウンドからホームベースを通過するまで、150キロを超える球を投げられた場合、0.5秒にも満たない。そんな一瞬の間に相手の球種を見極めながら、尚且つ左足や股関節を意識しながら打つ。ということ自体、まさに超人なのだが、それが出来るのが、村上という男なのだろう。今季放ったアーチのうち2本ほどは「理想の打ち方ができた」と嬉しそうに話す姿は、野球少年そのものであった。

大谷以外にも多くの選手を研究しているという村上。阪神の怪物ルーキー佐藤輝明の印象について尋ねると、「一個年上なので僕が言うのもあれですが・・」という前置きつつ、
「とにかく飛ばすパワーが凄いですし、変化球にも対応していて、片手一本でホームランにしたり、日本人離れじゃないですが、外国人チックなバッティングをする。」と語ってくれた。

オールスターの舞台では、ホームランダービー出場にも期待が掛かる、村上と佐藤の若き主砲の2人。今回出場が決まれば、2度目のホームランダービー出場となる村上は、「前回は力み過ぎたので、その反省を活かし臨みたい。佐藤よりも多くホームランを打ちたい」と意気込みを語っている。村上がお手本としている大谷も、日本人初のメジャーリーグでのホームランダービーに出場が決定している。日本とアメリカ、それぞれの地でどんな豪快なホームランが飛び出すのか。考えるだけで胸がワクワクする。

【マイナビオールスターゲーム2021】
7月16日(金)よる6時〜 第1戦@メットライフドーム
7月17日(土)よる6時〜 第2戦@楽天生命パーク宮城
テレビ朝日系列地上波にて生中継(※一部地域を除く)
両日ごご4時55分〜よる6時 BS朝日にてホームランダービー生中継

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