東京オリンピック・柔道男子のジョージア代表で銀メダリスト2人が東京タワーなどに無断で観光したとして、組織委員会は2人を含む6人の参加資格証を剥奪(はくだつ)しました。
柔道ジョージア代表で、男子66キロ級の銀メダリスト、バザ・マルクベラシュビリ選手と73キロ級の銀メダリスト、ラシャ・シャフダトゥアシビリ選手は先月、無断で選手村から外出し、東京タワーなどを観光していたことが発覚しました。
これを受けて大会組織委員会は選手らのコロナ感染防止を定めたプレーブックに反しているとして、2人の参加資格証を剥奪しました。
今大会が開幕してから、参加資格の剥奪は初めてです。
関係者によりますと、2人の銀メダルの取り消しについては「ない見通し」で、すでに2人は選手村から退去しているということです。
このほか先月、都内で麻薬取締法違反の疑いで逮捕・起訴されたアメリカ人やイギリス人のスタッフ4人も参加資格証を剥奪されています。
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の武藤事務総長は「厳正に対処する」と述べています。
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