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2023年12月5日 18:40

「大谷争奪戦」ウィンターミーティング初日の動きは?ジャイアンツと”極秘面談”報道

2023年12月5日 18:40

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メジャーの顔、大谷翔平の去就は、現地アメリカで、大詰めを迎えようとしています。

■ウィンターミーティング開幕 会場では緊張続く

日本時間5日から始まったのは、メジャーリーグのフリーエージェント(FA)市場が活性化すると言われる、ウィンターミーティング。監督や球団幹部、さらには選手の代理人など、メジャー関係者が一同に会す、冬の一大イベントです。
大谷翔平を現地で取材し続ける、野球専門誌「フルカウント」の小谷真弥記者も、現地入り。現地の様子を伝えてもらいました。

小谷記者
「リゾートホテルで客室だけで2800室以上、スイートルームでも220室という本当に大きな巨大なホテルですね」

会場はテネシー州ナッシュビルのリゾートホテルです。取材する記者たちは、プレスルームに集まりますが…

小谷記者
「ほんとに迷子になりそうで、案内をしてもらったんですけど、一発ではなかなかたどり着かないで、だいたい20分ぐらいかかってしまいましたね」

たくさんのメジャー関係者、さらに記者を収容するため会場は、超豪華。
この会場で、メジャーの顔、大谷の次の球団について、重大な発表がされる確率が高いというのです。

そうしたビッグニュースを聞き逃すまいと、夜になっても、現地の記者たちはホテルで待機。発表を待ち、緊張の瞬間が続いています。
会場には情報をいち早く伝えるため、現地に特設スタジオを設置。

常に最新の状況が伝えられるなか…

ニューヨーク支局 親松記者
「こちらではメジャーリーグ各球団の監督の会見が行われています。大谷選手の移籍先の注目の会見もこの後行われます」

■記者VS球団 駆け引きの行方は?

独特な緊張感が漂う、この会場で始まっていたのは、開始初日から情報を聞き出そうとする記者と秘密を徹底する球団側の駆け引きです。

ドジャース ロバーツ監督
「彼を獲得出来たら、どのチーム、ファンにとっても素晴らしいことだ。非常に大きな強化となるまたとない機会だろう。我々も彼を獲得できるよう祈り続ける」

記者
「DH要員としてだれかを入れるということは?」
メッツ メンドーサ監督
「(笑い)…うまい質問だ。私にはわからない。まだどうするか言うには早すぎる。」

そのなかでネビン前監督のかわりにエンゼルスに新たに就任したワシントン新監督は…

記者
「ショウヘイの現状に注目していますか?」
エンゼルス ワシントン監督
「まだそのことについて言うことはない。何もバラすつもりはないからだ。」

やはり情報の漏洩防止を徹底する、ワシントン監督。
記者
「何か話していただけることは?」
ワシントン監督
「なんだって?」
記者
「漏らせる秘密は?」
ワシントン監督
「現時点でそのことについて言うことはない。何もバラすつもりはないから。」

記者から笑い声が聞こえてくるほど、大谷の契約情報をまったく出さない、徹底ぶり。

ワシントン監督「試してみたんだな。」

監督も理解し、大笑い。
会見が終わり…去り際になっても…

ワシントン監督
「私には言うことなどなかったと思い出さないといけなかった。」

■本拠地訪問、インスタフォローでジャイアンツ入りか?

ジャイアンツ本拠地オラクルパーク

現在、大本命と伝えられるロサンゼルス・ドジャース、シカゴ・カブス、トロント・ブルージェイズ、そして大谷が6年間プレーした、ロサンゼルス・エンゼルス。
この4つの球団の他に、ダークホームとしてサンフランシスコ・ジャイアンツが予想されています。

そのジャイアンツへの移籍の噂を裏付ける情報も登場。
サンフランシスコの地元紙には、大谷選手側が2日、ジャイアンツの本拠地を訪問していた可能性があったことを報じました。

さらに動きがあったのは、大谷のインスタグラムです。
そこで大谷は、ジャイアンツに所属するローガン・ウェブ投手を公式インスタグラムでフォローしました。この行動にどういった意味があるのか…

実は大谷は、エンゼルスに入団前の交渉時、エンゼルスのスーパースター、トラウトともテレビ電話で挨拶していたというのです。

小谷記者
「ジャイアンツは資金力が豊富で大谷選手のようなスター選手が欲しいというのは本当に心底伝わってきますので、そこがジャイアンツを推す理由かな思いますね。
スター選手を欲しいというところで、やっぱり大谷選手はメジャーでもお客さんを呼べる選手ですので、そういったところを考えても大谷選手を何としても獲得したいというのは伝わってきますね」

そして前回のエンゼルスとの契約は意外な結果だったことも指摘。

小谷記者
「エンゼルスといいう名前が出てきたのは、本当に最後の最後でマリナーズ、パドレスも書類選考があったんですけど、そのときもヤンキース レッドソックスなど日本人のファンになじみがあるところがあっさりと一次の書類選考の段階で落ちてしまって、エンゼルスという印象がなかったので、エンゼルスに決まったときはびっくりした」

■地元記者「ブルージェイズは勝利と快適さを提供できる」

一方、エンゼルスを長年取材し続ける地元紙、大谷担当のジェフ・フレッチャー氏は…

フレッチャー氏
「勝つことを優先するならドジャースが最良の選択だと思う。 もし彼が快適に過ごすことに最も興味があるなら、彼はエンゼルスに戻るだろう。ブルージェイズはその2つともを提供することができるだろう。彼らは最近いいチームになっており、ニューヨークやシカゴのようなメディア市場とは異なり、比較的控えめな環境も提供してくれるだろう。」

初日から錯綜する、大谷の去就報道。
そうした中、一度は候補から外れていたブレーブスが再浮上!
日に日に混迷を深める“大谷争奪戦”

気になる動向に注目です。

  • 情報を引き出したい記者との駆け引きが白熱
  • ジャイアンツ本拠地オラクルパーク