卓球・張本智和が語る “エース”の葛藤…「チョレイ」雄叫びの裏話
サンデーLIVE
[2024/04/21 13:52]
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今年の7月26日に迫ったパリオリンピック開幕へ、日本人選手に“エールを送って盛り上げ”ていこうという「サンデーLIVE!!」スポーツの新コーナー題して「パリエエ〜ルモリアゲ〜ル」。選手たちにはパリオリンピックを盛り上げる「モリアゲ〜ルポイント」を教えてもらいます。第14回は卓球の張本智和選手（20）。古田敦也さんが話を聞きました。
■“エース”の葛藤…今年の全日本選手権で変化
卓球男子日本代表の張本智和選手。「チョレイ！」という雄たけびでおなじみの日本のエースです。
古田さん
「今年いよいよオリンピックということなんですけども、東京五輪は水谷選手や丹羽選手であったり経験ある人たちと一緒にやっていたけど今回は？」
「今年いよいよオリンピックということなんですけども、東京五輪は水谷選手や丹羽選手であったり経験ある人たちと一緒にやっていたけど今回は？」
張本智和だけが五輪経験者
張本選手
「今回一緒に出る戸上隼輔選手（22）・篠塚大登選手（20）は、年は同じだったり2個上だったりするんですけど。僕だけが五輪を経験しているので、僕が伝えられることもたくさんあると思いますし、僕が彼らを引っ張っていくんだっていう気持ちも確かに持ちながら」
「今回一緒に出る戸上隼輔選手（22）・篠塚大登選手（20）は、年は同じだったり2個上だったりするんですけど。僕だけが五輪を経験しているので、僕が伝えられることもたくさんあると思いますし、僕が彼らを引っ張っていくんだっていう気持ちも確かに持ちながら」
日本を引っ張るエースへ。それを自覚した大会が今年の全日本選手権でした。
2018全日本選手権 男子シングルス 表彰式
張本選手は2018年、全日本選手権で水谷隼さんを破り初優勝。史上最年少、当時14歳での快挙でした。しかし、その後は優勝から遠ざかっていました。
張本選手
「正直ずっと『日本のエース』と水谷選手が引退されてから言われてきて。去年、戸上選手に負けてもエースはエース。確かに世界ランキングも僕が一番高いし、海外に対しては自分が一番自信あるのも分かるんですけど。やっぱり全日本選手権で優勝しなければエースってどうなのかなっていう」
「正直ずっと『日本のエース』と水谷選手が引退されてから言われてきて。去年、戸上選手に負けてもエースはエース。確かに世界ランキングも僕が一番高いし、海外に対しては自分が一番自信あるのも分かるんですけど。やっぱり全日本選手権で優勝しなければエースってどうなのかなっていう」
全日本選手権 男子 シングルス 決勝
そして迎えた今年の全日本選手権決勝。相手は3連覇を狙う戸上選手です。日本一へ壮絶な争いが繰り広げられました。張本選手は3ゲームを先取され、劣勢の展開になります。あと1点で張本選手の負けが決まるチャンピオンシップポイントを握られます。それでも得意のバックハンドでしのぎます。
最終ゲームまでに許したチャンピオンシップポイントはなんと8回。張本選手はその8回のピンチをすべてしのいでいきました。そしてついに迎えた張本選手のチャンピオンシップポイント。
勝利の瞬間、ぼうぜんとする張本智和
勝利の瞬間、思わずぼうぜん。見事6年ぶりの日本一奪還を成し遂げました。
張本選手（優勝会見）
「戸上選手に打ち勝って優勝して、正真正銘の日本男子のエースになれたんじゃないかなと。胸を張って自分が日本のエースなんだと今は言える気がしています」
「戸上選手に打ち勝って優勝して、正真正銘の日本男子のエースになれたんじゃないかなと。胸を張って自分が日本のエースなんだと今は言える気がしています」
全日本選手権で逆転できた経験を生かして…
張本選手
「窮地に立たされても、ああやって逆転できたっていうのは、オリンピックで例えどんな苦しい場面になっても、あの時できたんだから今回ももしかしたらできるんじゃないかな」
「窮地に立たされても、ああやって逆転できたっていうのは、オリンピックで例えどんな苦しい場面になっても、あの時できたんだから今回ももしかしたらできるんじゃないかな」
張本「一番良い結果は3つのメダル」
張本選手
「東京五輪は団体で銅だったので、銀でも金でも1個でも上に上がれるように。一番良い結果は3つのメダル（男子シングルス・男子団体・混合ダブルス）ですね。すべてでメダル獲れるようにっていうのは今回思っています」
「東京五輪は団体で銅だったので、銀でも金でも1個でも上に上がれるように。一番良い結果は3つのメダル（男子シングルス・男子団体・混合ダブルス）ですね。すべてでメダル獲れるようにっていうのは今回思っています」
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■「チョレイ」本人に聞く裏話■「チョレイ」本人に聞く裏話
そんなパリで3つのメダルを目指す張本選手のモリアゲ〜ルポイントを教えてもらいました。
”チョレイ”で呼ばれることの方が多いと話す
張本選手
「『チョレイ』。僕、名前よりもそっちで呼ばれることが多くて」
「『チョレイ』。僕、名前よりもそっちで呼ばれることが多くて」
古田さん
「確かに」
「確かに」
張本選手
「張本よりも『チョレイ』で（笑）」
「鼓舞というか喜びを表現するというか」
「張本よりも『チョレイ』で（笑）」
「鼓舞というか喜びを表現するというか」
古田さん
「何で『チョレイ』になったんですか？」
「何で『チョレイ』になったんですか？」
自身は、いまだに「チョレイ」と言っている感覚はないそう
張本選手
「それが本当に『チョレイ』って言っている感覚は正直いまだにあんまりなくて。テレビで取り上げてもらった時にテロップで。初めてテロップを付けた方が『チョレイ！』って付けて。ヨーロッパの選手は結構『アレイ』って言ったりする人が多くて、逆に日本人は『チョー』って言う人は結構いたんですよね。もしかしたらそこで勝手に頭の中で合わさったのか分からないですけど」
「それが本当に『チョレイ』って言っている感覚は正直いまだにあんまりなくて。テレビで取り上げてもらった時にテロップで。初めてテロップを付けた方が『チョレイ！』って付けて。ヨーロッパの選手は結構『アレイ』って言ったりする人が多くて、逆に日本人は『チョー』って言う人は結構いたんですよね。もしかしたらそこで勝手に頭の中で合わさったのか分からないですけど」
古田さん
「『チョレイ』以外は1回もないんですか？」
「『チョレイ』以外は1回もないんですか？」
張本選手
「ちょっと違うやつはある時はあると思います」
「ちょっと違うやつはある時はあると思います」
古田さん
「『チョレイ』が出た時が一番良い感じですか？」
「『チョレイ』が出た時が一番良い感じですか？」
張本選手
「最後の1点を取った時に『チョレイ』って言っているなって感じる」
「最後の1点を取った時に『チョレイ』って言っているなって感じる」
さぁパリでも響け！渾身の「チョー！！レーイ！！チョレイ！！」
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■“楽天ファン”張本の予想に…古田「お詳しいですね」■“楽天ファン”張本の予想に…古田「お詳しいですね」
ちなみに対談ではこんな話題も出ました。
楽天ファンの張本智和
古田さん
「野球も観ていただいているという話を聞いたんですけども」
「野球も観ていただいているという話を聞いたんですけども」
張本選手
「地元が仙台なので楽天のファンです」
「地元が仙台なので楽天のファンです」
古田さん
「やっぱり楽天ですか」
「やっぱり楽天ですか」
張本選手
「茂木栄五郎選手がすごく昔から好きで」
「茂木栄五郎選手がすごく昔から好きで」
解説者の古田敦也から質問 今年の楽天はどう？
古田さん
「解説者陣の中ではちょっと今年苦しいんじゃないかって人が多いんですけど、いかがですか？」
「解説者陣の中ではちょっと今年苦しいんじゃないかって人が多いんですけど、いかがですか？」
今年の楽天はどう？ 張本智和の予想は…
張本選手
「先発がすごく若返っているので。早川隆久選手だったり荘司康誠選手がどれくらい勝ち越せるかでチームの命運も変わってくるのかなって勝手に素人は思っています」
「先発がすごく若返っているので。早川隆久選手だったり荘司康誠選手がどれくらい勝ち越せるかでチームの命運も変わってくるのかなって勝手に素人は思っています」
古田さん
「お詳しいですね（笑）」
「お詳しいですね（笑）」
（4月21日放送「サンデーLIVE!!」より）
