山崎福也「6番・投手」で二刀流の活躍 レジェンドだらけの「打てる投手」と名場面

サンデーLIVE

[2024/06/02 18:09]

2

 日本生命セパ交流戦が先月28日から開幕。
 盛り上がりを見せる中、注目されるのが投手のバッティングです。
 DH(指名打者)制が導入されていないセ・リーグ主催試合では、普段打席に立たないパ・リーグの投手たちにも打順が回ってきます。

 先月30日、甲子園での阪神対日本ハムの一戦では、日本ハムの先発、山崎福也投手が「6番」の打順で出場。
 通常、ピッチャーの打順は「9番」など下位打線を務めることが多いですが、新庄監督は山崎投手の打撃力を買って、クリーンアップの後を任せる起用を見せました。

 山崎投手は高校時代、2010年の春の甲子園で1大会最多タイ通算13安打の記録を持っています。
 この記録はいまも破られていません。

 そんな思い出の地で、この日も新庄監督の期待に応え、決勝点となるタイムリーヒットを打ちます。
 投げては阪神打線を7回を3安打無失点に抑え、リーグトップの6勝目を手にしました。

■球界の“打てる”投手たち

 球界の「打てるピッチャー」たちはこれまでにも、懐かしの名場面を振り返ります。
巨人・桑田真澄さんは1987年7月8日、プロ2年目の当時19歳でプロ初ホームラン。さらにこの日、投げては初完封を成し遂げました。

巨人・ガルベス(当時35)

 続いては1999年8月13日、最多勝も獲得(’96年)しているガルベスさん(当時35)。フルスイングから放たれた打球は、横浜スタジアムの場外へ!場外満塁ホームランでした。

西武・松坂大輔(当時25) 2点本塁打を放ち生還

 そして2006年6月9日阪神との交流戦、プロ8年目、当時25歳の西武・松坂大輔さんは、甲子園でプロ初ホームランを放ちました。

ドジャース・前田健太(当時27) デビュー戦で、メジャー初HR

 さらに、前田健太投手(当時27)は2016年、ドジャースでのメジャーデビュー戦で、メジャー初本塁打と初勝利を同時に達成しました。

 ベンチでは、前田投手の通訳だったアイアトンさんも喜ぶ様子が見られました。現在は大谷翔平選手の通訳を務めています。

■当時41歳で初HRの巨人投手は?

 投手の打撃の名場面といえば、2004年8月17日の巨人対ヤクルトに先発出場した、当時41歳で巨人のピッチャーが、プロ初ホームランを打ちました。それは誰でしょうか?

 対戦相手のキャッチャーだった古田敦也さんにヒントを聞くと、「左投げ左打ちのピッチャー」ということです。

巨人・工藤公康(2005年)

正解は「工藤公康さん」です。

古田さん
工藤公康さんは当時41歳。プロ23年目でプロ初ホームラン。そんなに打つって聞いてないですよ!
さらにこの試合、完投勝利で200勝達成されるんですよ。僕は負けて悔しいですけど、いい試合で有名な試合です。ナイスバッティングでした。

(6月2日放送「サンデーLIVE!!」より)

  • 巨人・桑田真澄(当時19)
  • 巨人・ガルベス(当時35)
  • 西武・松坂大輔(当時25) 2点本塁打を放ち生還
  • ドジャース・前田健太(当時27) デビュー戦で、メジャー初HR
  • 巨人・工藤公康(2005年)

こちらも読まれています