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2024年11月24日 22:49

侍ジャパンが大会2連覇を逃す 決勝で台湾に完封負け 世界野球プレミア12

2024年11月24日 22:49

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第3回世界野球「プレミア12」決勝
日本 0対4 台湾 東京ドーム

全勝で大会2連覇を目指す侍ジャパンは、23日に台湾と対戦した。
侍ジャパンは5回に4点を先制されると、8試合で63得点した打線が台湾の投手陣を打ち崩すことができず、0対4で台湾に敗れ、惜しくも準優勝。
台湾は国際大会初優勝を成し遂げた。

1回表、侍ジャパンの先発・戸郷翔征投手(24歳・巨人)が2アウトからヒットを許すも、前日の試合でホームランを打った4番・林安可選手から得意のフォークボールで三振を奪い、無失点で切り抜ける。

3回裏、侍ジャパンの先頭打者・源田壮亮選手(31歳・西武)がピッチャーのグラブを弾く内野安打で出塁する。
その後、2アウト1塁2塁、一打先制の場面で2番・小園海斗選手(24歳・広島)が大きな打球を放つもセンターフライに倒れる。

■5回に台湾打線が2HRで4得点を先制

5回表、台湾打線が戸郷投手に牙をむく。
最初のバッターの8番・林家正選手が右中間へのホームラン。台湾が先制する。
さらに、1アウト1塁2塁の追加点のチャンスで3番・陳傑憲選手がライトスタンドに飛び込む3ランホームランを放ち、台湾が4対0と悲願の初優勝へ近づく。

戸郷は5回に台湾打線に捕まり2HRで4失点 厳しい状況で降板した

■追加点を許さない源田選手と牧選手のファインプレー

得点をなかなか奪えない侍ジャパンは、守備でチームを鼓舞する。
7回表、4点差を追いかける侍ジャパンは、2アウト2塁3塁のピンチを迎える。
ここで、ショート前に打球が転がった打球を源田選手が前にチャージして、ランニングスローで1塁へ送球。
ファースト・牧秀悟選手(26歳・DeNA)もショートバウンドの送球を見事にキャッチしたが、塁審の判定は「セーフ」。
台湾に追加点が入ったと思われたが、井端監督のチャレンジが認められ、判定が「アウト」に覆る。
源田選手と牧選手のファインプレーで、このピンチを切り抜けた。

■侍ジャパンは完封で大会2連覇を逃す

9回裏、先頭打者・辰己涼介選手(27歳・楽天)がヒットで出塁するも、その後のバッターが続かず、 0対4で試合終了。

栗原のライナー性の打球はファーストミットに捕まりダブルプレーで幕を閉じた

侍ジャパンは決勝の舞台で今大会初の完封負け。
全勝優勝で大会2連覇を目指し決勝に進出したが、その目標を達成できなかった。

今大会、台湾との対戦成績2勝負けなしで決勝を迎えたが…

優勝した台湾は、国際大会で初の栄冠を手に入れた。

国際大会で初タイトルを獲得した台湾
  • 戸郷は4回まで5奪三振で無失点
  • 戸郷は5回に台湾打線に捕まり2HRで4失点 厳しい状況で降板した
  • 栗原のライナー性の打球はファーストミットに捕まりダブルプレーで幕を閉じた
  • 今大会、台湾との対戦成績2勝負けなしで決勝を迎えたが・・・
  • 国際大会で初タイトルを獲得した台湾