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「平成の怪物」と呼ばれた松坂大輔さんが、今年殻を破りそうな次世代のスターを発掘する企画「怪物のタマゴ」。第1回は、ソフトバンクの「大きなタマゴ」です。
■期待の若鷹 注目ポイント「フルスイング」
ソフトバンクのキャンプにやってきた松坂さん。身を乗り出してまで見ているのは、身長193センチ・体重95キロ、高卒プロ5年目の笹川吉康選手(22)です。
松坂さん
「デカいな、本当。初めて近くで見るけど」
「デカいな、本当。初めて近くで見るけど」
昨シーズン1軍デビューを果たすと、6月15日の阪神戦で推定飛距離128メートルのプロ初ホームラン!出場7試合ながら、スケールの大きさを見せました。
その笹川選手に、松坂さんが注目したポイントは「フルスイング」です。
松坂さん
「振りの強さです。きょうのバッティング見てる感じだと、多少タイミングずれても当てにいかない。多少崩れたぐらいは気にせず振っていける。スケールの大きさ・可能性を感じる選手だと思います」
「振りの強さです。きょうのバッティング見てる感じだと、多少タイミングずれても当てにいかない。多少崩れたぐらいは気にせず振っていける。スケールの大きさ・可能性を感じる選手だと思います」
松坂さんが笹川選手に話を聞きました。
松坂さん
「どんなバッティングを見せたいですか?」
「どんなバッティングを見せたいですか?」
笹川選手
「この体でフルスイングして、誰にも負けないパワー。ホームランを打てるように磨いていきたいです」
「この体でフルスイングして、誰にも負けないパワー。ホームランを打てるように磨いていきたいです」
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■「すごく悔しかった」忘れられない試合が…■「すごく悔しかった」忘れられない試合が…
笹川選手は持ち味である「フルスイング」を信条として、プロ生活を送ってきました。そんな中、昨シーズン、忘れられない試合があったんです。
1番スタメンに大抜擢(ばってき)された日本シリーズ・第5戦。その第1打席、わずか2球で追い込まれると、3球目は手を出すことができず見逃し三振となりました。
笹川選手
「すごく悔しかったです。(試合中に)自分のバッティングでは『今のままでは無理だ』と思って、“ヒット狙い”に変えてしまった」
「すごく悔しかったです。(試合中に)自分のバッティングでは『今のままでは無理だ』と思って、“ヒット狙い”に変えてしまった」
エース級の投手を前に「フルスイング」を貫き通せなかった笹川選手。「フルスイング」に自信をつけるため、このオフ、特に重視したのは肉体改造です。
笹川選手
「20年間、茶色い物を食べ続けてきた。それもやめて、バランス良く野菜も22歳にして初めて食べ始めました(笑)」
「20年間、茶色い物を食べ続けてきた。それもやめて、バランス良く野菜も22歳にして初めて食べ始めました(笑)」
松坂さん
「体で感じる変化は?」
「体で感じる変化は?」
笹川選手
「(オフシーズンは)太りやすいんですけど、体重も体脂肪も増えていないので、体のキレはいいかなと思います」
「(オフシーズンは)太りやすいんですけど、体重も体脂肪も増えていないので、体のキレはいいかなと思います」
松坂さん
「あれだけ強く振って、バランスが崩れないのはすごい」
「あれだけ強く振って、バランスが崩れないのはすごい」
笹川選手
「体はみんなより大きいので、ヒット狙いよりフルスイングで貫き通してやっていきたいと思います」
「体はみんなより大きいので、ヒット狙いよりフルスイングで貫き通してやっていきたいと思います」
(「報道ステーション」2025年2月6日放送分より)