ピーナッツはナッツじゃない!?違いは“空中と地中”育つ場所
スーパーJチャンネル
[2024/05/02 19:54]
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マカダミアナッツ、カシューナッツ、ピーナッツ、クルミ。このなかに、ナッツじゃないものが混ざっています。どれか分かりますか?
■ナッツじゃないものはどれ?
ケーキや、サラダに加えれば、香ばしさと心地よい歯ごたえがおいしいナッツ。
マカダミアナッツ、カシューナッツ、ピーナッツ、クルミ。このなかで、ナッツではないものがあるのですが、どれだか分かりますか?
街の人(70代)
「マカダミア…ナッツあっ!ナッツっていってるね」
「マカダミア…ナッツあっ!ナッツっていってるね」
街の人(30代)
「ピーナッツ。なんとなく…」
「ピーナッツ。なんとなく…」
街の人(60代)
「カシューナッツですか。これは性質が違うような気がする。食感」
「カシューナッツですか。これは性質が違うような気がする。食感」
街の人(70代)
「ミルク…あ!ごめん!クルミ!見た感じナッツって書いてないから、ナッツじゃないのかなと」
「ミルク…あ!ごめん!クルミ!見た感じナッツって書いてないから、ナッツじゃないのかなと」
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■ピーナッツはナッツではない!?■ピーナッツはナッツではない!?
創業64年のナッツメーカー、東洋ナッツ食品 企画グループ 上級食品表示診断士の明石友香さんに聞きました。
明石さん
「ピーナッツは名前に『ナッツ』が入っていますが、実はナッツの仲間ではありません」
「ピーナッツは名前に『ナッツ』が入っていますが、実はナッツの仲間ではありません」
なんと、ピーナッツはナッツではないと言います。そもそも、ナッツとは何なのでしょうか?
明石さん
「一般的にナッツといわれるものは、木になっている『木の実』です」
「一般的にナッツといわれるものは、木になっている『木の実』です」
マカダミアナッツやクルミなどは「木の実」のこと。その木の実を英語で「ナッツ」と呼びます。
では、「ピーナッツ」は?
明石さん
「ピーナッツは、英語で『peanut』ということで由来しているが、頭の『pea』は『豆』という意味。そこに『ナッツ』が加わって『豆のナッツ』という意味になっている」
「ピーナッツは、英語で『peanut』ということで由来しているが、頭の『pea』は『豆』という意味。そこに『ナッツ』が加わって『豆のナッツ』という意味になっている」
豆のナッツ…?
明石さん
「ピーナッツはマメ科ラッカセイ属にあたり、皆さんご存じの通りの別名『落花生』。実は地面の下で育っています」
「ピーナッツはマメ科ラッカセイ属にあたり、皆さんご存じの通りの別名『落花生』。実は地面の下で育っています」
マカダミアナッツやクルミなどのナッツ類は、木になっている種子「木の実」であるのに対して、ピーナッツは「落花生」と呼ばれる、地面の下で育つマメ科の植物です。
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■ピーナッツはマメ科だが…■ピーナッツはマメ科だが…
ではなぜ、マメなのにナッツ類と並べられることが多いのでしょうか?
明石さん
「一般的な豆は炭水化物が半数以上を占めているが、ピーナッツは脂質が半分以上含まれています。これが、アーモンドやクルミなどに近い栄養成分になっている」
「一般的な豆は炭水化物が半数以上を占めているが、ピーナッツは脂質が半分以上含まれています。これが、アーモンドやクルミなどに近い栄養成分になっている」
ピーナッツは、マメ科のなかでは脂質が多く含まれていて、クルミやアーモンドなどのナッツに近いことから、ナッツに混ざっているとのことです。
街の人(80代)
「ちょっとびっくり。新しい発見です」
「ちょっとびっくり。新しい発見です」
街の人(70代)
「知らなかったけど、一つ覚えました」
「知らなかったけど、一つ覚えました」
東洋ナッツ食品によると、食べきれないナッツは密封できる袋などに入れて冷蔵庫で保存すると味が落ちにくそうです。