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2025年5月28日 13:25

【訃報】歌手・久保浩さん 78歳 「霧の中の少女」「十九の春」などヒット曲多数

2025年5月28日 13:25

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歌手の久保浩(本名 久保正憲=くぼ・まさのり)さんが4月16日12時01分、脳出血による衰弱のため、岡山市内の病院で亡くなっていたことが分かった。78歳だった。日本歌手協会が28日に発表した。告別式は4月18日に遺族の意向により、家族葬にて執り行われた。

久保さんは1946年11月1日生まれ、福岡県北九州市出身。青春歌謡ブームの1964年、作曲家、故・吉田正氏の門下として、ビクターレコードから「霧の中の少女」でデビュー。甘く端正なルックス、低音で清潔感のある歌声で、橋幸夫、三田明に続いて吉田学校の青春歌手として人気を上げた。名づけ親は歌手で俳優の故・鶴田浩二さんで、「浩二」の「浩」をとって久保浩となった。その後「白百合悲し君に似て」「哀愁の街に霧が降る」「十九の春」などのヒット曲を生んだ。

2016年に脳出血を発症。その後、復帰を果たしたが、24年に再発。療養生活を送っていた。

なお久保さんをしのび、6月5日に東京・文京シビックホール大ホールで開かれる「日本歌手協会 夏まつり 唄まつり 2025」では、長年親交のあった三田が急きょ「霧の中の少女」を歌うことが決定した。